参加者 2020-11-01 10:31:10 |
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>アサシン
「……そう。なら貴方に付き添いましょう、魔術に関しては私に任せなさい」
(相手の返答を聞いては、逸らしていた視線を相手に戻して、相談役を受け負う。共同で動くことに関しても己にはメリットがある。アサシンはアサシンで土地の形状を大方把握しているのは安心であるが、己も知っておいて損はない。そこからまた何か策も思いつくかもしれないし、もしかしたら聖杯戦争の攻略に時間を割くという名目で実家から回ってくる夥しい量の書類仕事からも少しは解放されるかもしれないとも考えていて。何はともあれ、アサシンと行動を共にすることは決まった。引き上げようという相手の言葉に頷いてから、連れられるがままに宿へと足を向ける)
「………………えぇ……必ず、勝ちましょう」
(連れられている中、ふとアサシンが口にした話に思わず言葉が詰まり彼の顔をじっと見つめる。光が差して紫色に見える黒の瞳に冷たさや刺々しさもなく、何も感じさせない瞳でもない、一瞬だけ年相応な女性の瞳でアサシンを見つめた後は、いつもの何も感じさせない瞳に戻ると正面を見据えてはただ一言、頷いて返答する。一瞬だけ、彼の言葉が荒んだ心に染み渡った気がしたし、刹那の時だけだったが幸福を共にした今は亡き恋人の姿と重なった。願わくば『一人の人間として当たり前の幸せ』を掴みたい。同時に、聖杯を手に入れればもう誰も己の行動にちゃちゃを入れるものもいないという相手の言葉に、ぐっとこの聖杯戦争を制するという意識が高まる。そして、彼の願いも叶えてやりたいと密かに考えていて)
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