参加者 2020-11-01 10:31:10 |
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>恋雪
「はいはい。そのご寵愛に誤りが無かったと思ってもらえるよう、誠心誠意尽くさせて頂きますとも、マスター殿?」
表情は変わらず、さりとて今の事を全く意に介していない訳でもない。そんな表情を浮かべたまま淡々と話す主。他の聖杯戦争の参加者だったり過去の聖杯戦争の参加者がどうなのかは知らないが、自分と主の関係性は随分と砕けているように思える。これが居心地が良いので今更畏まった態度を取る気には更々なれないが・・・おどけたような口調と慇懃無礼な一礼をしながら言葉を返す。端から見れば昔自分が盗賊以外の顔でよく持っていた関係__報酬を仲介役とした主従__にも見えるが、そうではない事は双方が、少なくとも自分はそんな薄い関係では無いと思っている
「そんで?何か進展とかはあったりすんのか、マスター。俺の方はからきしダメだった。キャスターが小細工でもかましてるのかと思う位には戦闘も工作の気配も無ぇ」
遊びは終わった。なら次は少し堅い話をしようと聖杯戦争に関する情報が入ってないか主に尋ねる。いくらアサシンとはいえ、サーヴァント単騎で全ての情報を得るにはこの島は広い。それにこういった仕事は人海戦術が物を言う。なら、自分よりも現世であれこれ動けるマスターの方がどんな些細な情報でも耳に入る可能性が高いと踏んだのだ。
「・・・まぁ。何も無しってなりゃぁ・・・・・教会にでも『懺悔』しに行くかい?」
【座】から与えられる知識には色々あるが、聖杯戦争の開始には監視役たる聖堂教会が絡むという事は知っている。それに陸続きと違って島の教会だ。神父が何かしら情報を持っている可能性もある。なら、その可能性にかけてみるのも手だろう。神父の口の軽さ次第では、些か『懺悔』が長くなるかも知れないが、どうであれマスターの判断を仰ぐことにする
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