参加者 2020-11-01 10:31:10 |
通報 |
>恋雪
「・・・バレたか」
楽しい遊びも終わりのようだ。というより、これ以上からかうと何されるか分からないと盗人の勘が囁いていた。彼女ほど華奢な人間から受ける拳や蹴りなら目を瞑ってでも避けられる。だが、魔術に関しては底が知れないというのが正直な所感だ。キャスタークラスなら平気で無効化したり逆にマスターを屈服させる事も出来るだろうが生憎と此方のクラスはアサシン。その上魔術なんて代物には生前も関わった事が無い。それに、主と定めた相手に対して此方が仕掛けるのには流石に抵抗があった
「悪かった。珍しく外に出てるアンタを見てたらちと童心に返って遊びたくなってな。ただ、わざわざ探しに出向くたぁ、随分俺も愛されてるモンだなぁと思ってよ。サーヴァント冥利に尽きるぜ」
別にやましい事でも無し。動機をあっさりと白状するがただでは転ばない。どうで素直になりきれない主だ。自己愛が強いようにも見られるかもしれないが主が語らないのであれば自分で言うしかあるまい。それに、多くを語らない主だからこそ此方があれこれ言ってその気持ちが伝わっていると示してやらねばならないだろう。満面の笑みを浮かべて大仰に喜んで見せようか
トピック検索 |