Fate/Abyss Road【戦闘/和風/人数制限有】

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参加者  2020-11-01 10:31:10 
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聖杯とは、あらゆる願いを叶える願望機である

過去の英雄をサーヴァントとして召喚し、最後の1騎になるまで争う

そしてその勝者は、すべての願望を叶える権利を与えられる



「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

閉じよ(みたせ)。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻ときを破却する。

――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

誓いを此処ここに。
我は常世総すべての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷しく者。

汝 三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」



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  • No.55 by アサシン/五右衛門  2020-11-05 23:39:45 


>星名桜雪

「・・・」
街の人集りの中、ふと何かを感じる。気配にする方向へ目だけを移動させれば視界の端に一人の女性の姿が映る。マスターか、それとも聖杯戦争を見に来た魔術師か。或いはどこかの勢力に雇われた魔術使いか。サーヴァントが偽装している可能性すらあった。それはその人物が纏う雰囲気の違いでしか感じられないし、自分は【真名看破】のようなスキルを持っている訳でもない。いわば『盗人の勘』のようなものだ。そんな当てずっぽうにも近い感覚でこの人物を追うべきか否か。一瞬の内に下した判断は___
「・・・」
『相手を尾行する』という結論に至った。魔術師である事は確かなのだし、相手の立ち回り次第では他のマスターの情報や相手そのものを囮としても使える。マスターなら何かサーヴァントの情報を得られる可能性がある。盗むのは己の得意中の得意だ。主曰く『自分の工房は魔術師にとって最高の要塞』というのが魔術師の常識らしいが、要塞だろうが鉄壁の城だろうが悠々と忍び込んで易々と抜け出すのが『天下の大泥棒』たる自分の矜持でもあった。さりげなく方向を変えれば、相手と十数人程の距離を保ったまま、気付かれないよう注意を払いつつスキル等は一切使わずに尾行を始めようか





>恋雪

「物分かりが良い。流石は魔術師と言った所だな」
この辺りが潮時だろう。からかうのは好きだが、からかい過ぎて本気にされても後が厄介になる。彼女の提案通り少し離れた小路へとせっつくように向かう事にする。
「振り返るんじゃないぞ。その綺麗な顔に傷が付くのは惜しいからな」
一応の念押しをして小路へと入る。少し奥まった路ではあるがある程度は身動きがとれる反面、人払いがされたように誰もそこに関心を向ける者はいないらしい。主の持っていた魔術書に書いてあった(といっても全く理解出来ないものだったが)『自然が生み出す結界』という物なのだろう。ここであれば相手が魔術でも使ってこない限り多少の大声は合ってないようなものになるのだろう

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