冒険の書３ 【 RPG ／ 日常 】

>>35 王女様

お、王女様…そうよね！バグに違いないわ。そもそもこの職業欄の〝魔法使い〟って表示の方が間違ってるのかも知れないし。魔法だろうが物理だろうが勝てればどーだっていいものね！（慈悲深いお言葉を噛み締めるようにコクコクと何度も頷きながら、両手でがっしりと王女の手を包み込んで感動に目を潤ませ）──あれ？ねえ王女様。ここの表示もバグかしら…？（メニューからステータス欄を開いて自らのステータスを確認していると何故か一覧に王女の名前も載っており、興味本位で開いてみれば魔法使いである己のかしこさよりも高い数値を目にしてキョトンと固まり）


>>36 勇者くん

うふふっ！当然よ～！（偉いと褒められれば頬を緩ませ、得意げにステッキをズンと地面に突き立て）…ま、魔法っ？あー魔法ね！そ、それはもちろん！順調中の順調に決まってるでしょ？この調子だと、あたしの魔法が演技からホンモノに変わる日もそう遠くないわね。とくとご覧あれっ！いでよ炎！ボウボーウ！！（核心を突かれた途端キョドり始めるも、レベルアップ直後のため今日こそはいけるかもという謎の自信の元にポーズだけは一丁前にビシッと決めてデタラメな呪文を唱えるが、スカッという間抜けなSEと共に小指ほどのサイズのしょぼい煙が一瞬現れるのみで）…………。


>>5 魔王

あっ！居た居た～！（玉座に腰掛ける魔王の姿を発見するなり、ふりふりとツインテールを揺らしながら駆け寄って）探しまくったわよー。ねえ、ここだけのお願い！あたしにこっそり魔法教えてくれない？いいでしょ師匠！（魔王の顔を真っ直ぐに覗き込み、満面の笑みを浮かべて勝手に師匠呼びし）