銃と魔法と煙の街【スチームパンク/ファンタジー/参加制限無し/複数キャラ保有推奨】

銃と魔法と煙の街【スチームパンク/ファンタジー/参加制限無し/複数キャラ保有推奨】

煙のトピ主  2020-10-15 19:20:42 ID:e864a8518
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血で血を洗った戦争の空気は失せ、人々の暮らしは発展の最中、徐々に安定期へと突入しつつあった。

港には蒸気船の汽笛が響き、機関車が駆け込んでくる駅周辺は人で溢れかえっている。

街が絶え間なく吐き出す煙でいつも薄曇りに見える空を幾つものプロペラを抱えた飛行船が優雅に泳ぎ、時計塔は鐘の音を街中に轟かせる。

ここは半島随一の観光都市であり交易都市であり、そしてこの国の政治の中心地だ。

名はオリビア、蒸気機関と魔法の街、人間と亜人が共に暮らす街。

>1 規約
>2 カルメリア半島連合について(世界観、舞台説明)
>3 港湾都市オリビアについて(舞台説明)
>4 人間と亜人について(種族説明)
>5 キャラシートテンプレ

書き込み解禁のアナウンスまで、しばしお待ちを。

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  • No.21 by サンダンス  2020-10-18 21:30:35 ID:0701b4d9e


「また“切り裂きジャック“か。相変わらず派手にやってくれる…」
スラム街にはよくある少しばかり開けた路地裏。油の一斗缶を切り出して作られた焚き火で暖を取りつつ捨てられていた新聞を見ながらひとりごちる。巷で話題の殺人鬼『切り裂きジャック』の恐怖はスラム街にも暗い影を落としていた。何よりもその存在を恐れたのは路地裏で商売をする娼婦達であり、彼女達を使って金を稼ぐギャングにも結果的には悩みの種になっていた。空が主戦場の自分にしてみれば別段どうって話では無く、強いて言えば夜の相手が減るのが些か寂しい位の話だった。だが、今自分の真向かいに座りながら暖を取る男と彼が所属する組織『サタリスタ』にとっては死活問題とも言えた
『そういう訳でよ。何か良い案無ぇか?まさか女共の商売中に護衛を付ける訳にもいかねぇし…』
「そこはもう酒場の二階で商売させるしかねぇだろうさ。まさか奴さんもわざわざ酒場に入ってまで殺しをする程イカれちゃいねぇだろうしな…ってそういうのを何で俺に聞くんだよ。そういうのはお前らで考えるモンだろ普通」
『それで良い案が出てりゃ苦労しねぇっての。『ブライターズ』の仕業じゃねぇかと疑ってる奴も居るし、街の連中の中には俺達の仕業と疑ってる奴も居る。ボス達は抗争が起きると踏んであちこちに手を回してる』
自分と男には大して面識は無い。しかしそれぞれ『サタリスタ』に縁があるならそれはもう友人のようなものだ。それに、向こうは多少こっちの事を知っているらしい。大方結成メンバーから名前でも聞いたか助言を貰って来いと指示されたのだろう
「『ブライターズ』の線は薄いだろうさ。連中は腐っても人間至上主義だ。誰彼構わず襲う連中じゃねぇし、何よりこんな狡い手を使う程の頭の巡りが良い連中じゃねぇ。まぁ、手口を似せねぇ確証は無いがそれならわざわざ自分トコの娼婦を襲わせるか?それも2人」
そう言って今しがた読んでいた新聞を渡す。新聞を手に取った男は新聞を一瞥して申し訳なさそうな顔をした
『俺、あんまし字が読めねぇんだ。新聞とか読んだ事ねぇし…』
「そうか。んじゃまぁ読んでやるよ。タイトルは『“切り裂きジャック”の魔の手再び』んで中身だが…」
字が読めない奴は此処(スラム)じゃ珍しくもない。人間亜人関わらず口はある。だったら喋ればそれで済む話だし学校なんぞ行った事のある方が珍しい。自分も学校とやらに世話になった覚えはない。長々と記事を読むのは面倒なので娼婦が襲われた事と今までの犯行がスラム街ばかりではない事を伝えておく
「で、殺しがあった辺りは連中の縄張りだ。って事は殺された娼婦も連中の仲間って考えるのが筋だ。そうなると一夜に2人、自分トコの女を殺した事になる。んなバカな話があるかっての」
仮に殺したとしてわざわざ死体を残すのも妙だ。見せしめにしては雑で効果は薄いように思えた
「どうするかは上に任せとけ。アイツらだって頭は切れるんだ」
これ以上の助言は組織のトップへの信頼が揺らぎかねないと判断して適当に投げておく。今回で火が着こうと着くまいといずれは起こる抗争なのだし、警察が手一杯なら余計な邪魔がなくて済む。案外良いタイミングなのかもしれないと勝手な想像を巡らせながらその場を後にする
『一体何処へ?』
「さぁ?気の向くままに足の向くままに行くさ」
ステッキを景気良く振りながらスラム街を出て駅周辺へと向かう。人集りのある此処に自分のような者が居ても誰も気にしない。小腹が空けばその辺にそこそこ美味い飯と観光客(サイフ)がある。手始めに身なりの良さげな女に近付き、わざと後ろから押されそうな歩調で相手の後を尾ける。人混みの中で押され、つんのめりながら財布に手を伸ばし掻っ払う
「…っと失礼」
そのまま顔を見られないよう人混みの中をスルスルと抜けていけば簡単に小銭が稼げる。財布の中身だけ取り出し懐に収めたら、財布本体は適当な場所に捨てていく。
「…まぁまぁってトコか…」
これだけなら十分美味い物が食える。後は適当な店で腹ごしらえし、此処へ来た本来の目的である商談の相手を待つ。依頼の中身は比較的簡単で依頼主からある小包を受け取って共和国へと運ぶ、ただそれだけだ。まぁ使ってる会社の名前も名義人も全部偽物なので高値で捌けそうなら奪って姿を眩ませば良い、価値の低そう或いは売っ払うと足がつきそうな代物なら契約通り運んで金を受け取るというどう転んでも上手い話だった
「待ち合わせは…此処か」
待ち合わせ場所として指定された小洒落た酒場で商談相手を待つ。正規に雇われた飛行船乗りが多い場所だったようであちこちからフライトがどうだの嵐がどうだのと聞こえてくる。ここでふと依頼主の人物像についてあれこれと慣れない思索を巡らせてみる。場所が場所なのは世間知らずかそれともよく知っているからか。自分達のような無名の会社なのにも関わらずホイホイ騙されたのは本意か思惑があるのか…様々な思索の後に出た答えは『まぁどうにでもなるか』という思考を投了げたものであった

  • No.22 by アレン ロードアルベルト  2020-10-19 00:31:55 

>20

ふふっ面白い子だ。

(彼女の清々しい程に素直なリアクションが微笑ましく一個人として好感を抱き上記を述べる。クビになる事を望む訳ではないが、もし今の仕事から暇をもらう事があれば自身の助手にでも雇うのも悪くないと冗談半分で考えながら歩みを続ける。そしてようやく着いたとても立派な屋敷を目の前に改めてスッと背筋を伸ばして失礼の内容にと気を引き締めて

「あぁ、よろしく頼むよ…ん?これは……何事もなければいいが」

(屋敷の敷地に足を踏み入れると降霊師としての血筋のせいか何か嫌な気配を感じとり、何事もない事を願い屋敷へ向かう。

  • No.23 by アレン ロードアルベルト  2020-10-19 00:33:24 ID:494845986

>22

(/トリップつけ忘れ失礼

  • No.24 by 煙のトピ主  2020-10-19 15:14:16 ID:e864a8518

>21 サンダンス様
背後:新キャラを投下しようと思っているのですが、サミュエルさんと知り合い(お互いに顔と名前を知ってる程度)という前提で投下しても良いでしょうか?

>22

(大門の向こうは広い庭が広がっており、門から屋敷の入口までを石畳の路が繋いでいた。
アレンが門を抜けるのを見ると、カテリーナは先に入口を開けておくべくいそいそと路を進んでいく)

『ぬぉっ!?危ないぞ!』
「ふえ?この声はご主人様……ほきゃ!!」

(が、その途中。
突如として路の脇……庭の方面から飛んできた小さな白球が、カテリーナの肩を直撃していた。
肩を抑え震えながら蹲る彼女の元へ、かなり慌てた様子で一人の初老男性が駆け寄って来る)

『か、カテリーナァ!すまない不注意だった、怪我は無いかね!』
「無いです、無いですご主人様、お邪魔して申し訳ございませんっ……!」

(ゴルフに使われるクラブを手にしたそのカイゼル髭の男こそ、バーンウェル家の現当主「ヘイムズ・バーンウェル」だ)

  • No.25 by サンダンス  2020-10-19 15:43:09 ID:0701b4d9e

>24
(/どうぞどうぞ。ありがとうございます)

  • No.26 by 煙のトピ主  2020-10-19 16:15:21 ID:e864a8518

>25
背後:ありがとうございます、先にそのキャラでのロールを置かせてもらいますが、すぐにキャラシートも投下しますね。

>21

(サミュエルの目の前の椅子にどっかりと腰掛ける大柄な男がいる。
黒灰色の狼の頭、鼻頭から口元へ伸びる斜め一文字の裂傷。
左腕の義肢を卓上に乗せ乍ら、大きな酒瓶を置きイヌ科の大きな口の端から舌を覗かせた)

「よォサミュエル、奇遇だな」

(狼の獣人、名はマシオ・ドルバドロ。
裏の界隈ではそれなりに名の通った、専業の「殺し屋」だ)

「「街の方」で、しかもこんな洒落た酒場に顔を見るなんてな、珍しいじゃねぇか。
さては女でも出来たか?待ち合わせか?ケッケッケ」

(酒瓶を傾け、グラスにアルコール香る赤い液体を注ぎ乍ら、既にある程度酔いが回っている様子のマシオは揶揄う様に笑った)

  • No.27 by 煙のトピ主  2020-10-19 16:16:23 ID:e864a8518

「お前の命は、明日から一週間の俺の飯代と等価交換だ、じゃあな」
《名前》マシオ・ドルバドロ
《種族》獣人
《性別/年齢》男性/28歳
《身長/体重》192.6cm/91.6㎏
《容姿》
黒灰色の毛皮で覆われた狼。
瞳はブルーで鋭く吊り上がっており、イヌ科特有の前方に突き出た大きな口と鼻頭には斜めに裂傷が入っている。
頭は狼そのものだが、身体は毛皮で覆われこそしているものの人間に近い、生身の右手の指先には鋭い爪が並ぶ。
頑丈な筋肉に包まれた精悍な体格、左腕は金属製の義手。
皺だらけでこびりついた泥と血で薄汚れたワイシャツと、黒い作業員用パンツという恰好の上から、不釣り合いに高価な灰色のダッフルコートを着込みフードを目深に被る。
《性格》
粗暴だが用心深く、学は無いが悪知恵はよく働く、飄々と追っ手と警戒の目を掻い潜り淡々と仕事をこなす。
狼の裂けた口を更に大きく広げて威圧的に笑い、殺しに躊躇一つ抱かない。
非常に分かりやすい自分第一主義者。
《職業》殺し屋
《魔法》
様々な物を高温に熱する魔法を使うが、調節が不得手で自分にまで影響が及ぶことがある為あまり使わない。
《所持品》
・機械腕
左腕の代わりに取り付けられた金属製の腕。
半島連合を構成する国家の中でも特に義肢等を作る技術に秀でた、ドワーフの国「リヴリオ王国」の技師によって設計された。
普通の腕と変わらない動作の他、内部の蒸気機関を作動させることで一時的に尋常ならざる怪力を生み出すことも可能。
・鉤糸
コートの内側に隠し持っている。
糸の先に釣り針の様な形状の鉤を繋いだもので、逃げようとする相手を捕らえる為、或いは鉤自体を振り回し武器として使う。
・ダッフルコート
仕事の報酬に、或いは仕事道具を隠すために購入した、大柄なマシオの身体にも合う大型のダッフルコート。
内側には鉤糸を収納出来るポケットと、それを自在に出し入れ出来る様に小型の滑車が仕込まれている。
《概要》
議会の要人から誰かの恨みを買った一般人まで、誰彼を問わず依頼を受ければ殺す専業の殺し屋、裏の界隈では「猟犬(ハウンドドッグ)」の異名で通っている。
何にも属さず自分第一、明確な棲み処こそ持っていないが基本的にはスラムを中心に生活し、「仕事の相手」次第では街中に仮宿を作ることもある。
機械腕による撲殺、圧殺、他は毒殺や絞殺等手口も様々、拘りが無いのが拘りとは本人の談。
幼少期、金の無かった親にスラムへ捨てられ、左腕は「物好き」な人間に毛皮目当てで剥ぎ取られた。
その様な経緯から根本には人間という種族に対する嫌悪感を抱えているが、それを表に出すことは滅多にない。

  • No.28 by アレン ロードアルベルト  2020-10-19 22:22:30 ID:494845986

>24

ッ!?え?!…大丈夫かい?!とりあえず中で治療を…

(いきなり声がしたとすれば白い球体が目の前のカテリーナの肩に当たり、肩を抑え震えながら蹲る彼女の元へ、かなり慌てた様子で駆け寄って来た男性を見てその人物がバーンウェル家の現当主「ヘイムズ・バーンウェル」だとわかるが、まずは彼女の治療が先だと上記を述べて

「これは名乗り遅れました。お目にかかれて光栄です。ヘイムズ・バーンウェル殿。壺の鑑定に参りました。アレン ロードアルベルトです」

(とりあえず、まずは約束の相手に挨拶をしなければと背筋を伸ばして丁寧にヘイムズに自己紹介をして

  • No.29 by 煙のトピ主  2020-10-20 18:36:15 ID:e864a8518

>28

「あ、ほ、本当に大丈夫ですから、気にしないで下さい!
いつものことなので……いえ、本当に……」

(これは嘘では無い、この位の事故はカテリーナにとっては日常茶飯事だった。
不幸体質でも呼ぶべきだろう、普通に歩いているだけでも小石に躓き、人にぶつかられることも当たり前だ。
ヘイムズは髭を撫で、とりあえず大きな怪我は無さそうなカテリーナの様子に安堵しながら――しかし、傍にやって来たアレンの言葉にも頷いた)

『うむ、しかし万が一、骨に罅でも入っていたら大変なことだ。
あくまで念の為に治療は受けておきなさい……おぉい誰か、カテリーナの肩の様子を見てやってくれ!』
「申し訳ございません、申し訳ございません……ううぅ……」

(屋敷から出て来た別のメイドが、カテリーナを助け起こして屋敷内へと消えていく。
それを見届けてから、ヘイムズは再びアレンへと向き直った)

『わざわざ呼び立ててすまない、アレン君だね、今日はよろしく頼むよ。
アルベルト家の先代殿とは私もよく話した仲でね、君とも一度顔を会わせておきたいと思っていたのだよ、壺が丁度良い口実になった』

(目を細めてにこりと微笑む、いかにも裏の無い真っ直ぐな笑顔だ)

>28 アレン様
背後:ここで和気あいあいと屋敷内へ入ってフェードアウトしていく、という形でロールを〆ることも出来ますが、続けたい場合はこちらのロールのメインキャラがカテリーナからヘイムズに移る形になると思います。
一端〆にするか、このまま続けるか、ご希望をお聞かせいただければ幸いです!

  • No.30 by サンダンス  2020-10-20 22:07:06 ID:0701b4d9e

>26

こういう店は嫌いじゃない。飛行船乗りも居る店は空賊としては情報の宝庫だし、客層も結構幅があるから自分のようなスラム街育ちが居ようが亜人が居ようが誰も気に留めない。だからこそ、こうして見知った顔に出会うこともある。
「マシオか。昼間から酒盛りってのは良いご身分だが、酌する女も居ねぇってのは随分と寂しいもんだな」
マシオ・ドルバドロ。詳しい説明は省くがやり手の殺し屋だ。狼の獣人だと一目で分かる血に飢えた顔と左の義手、そして顔に走る傷は虚仮威しでは無い。生憎と一緒に仕事をした回数は数回しかないが、その数回で危険性を知るには十分だと言えた。今は仕事の時に見せるような残忍性は酒の力でなりを潜めているが、それでも小心者の心臓を止めるには十分な威圧感があった。
「こういうトコに来たがるような女に現を抜かせる程稼げてりゃ苦労はしねぇさ」
席に腰掛けると流れるようにウェイターが来て注文を取りにくる。そこまで質の良い店では無いが一応場所が場所なだけに外面だけでも良くしているのだろう。或いは船乗りや車夫と同じ位喧嘩っ早さに定評のある連中を相手取るからなるべく相手の気に障らないようにしているのか。どっちにしても応対は良かった
「鱈のフライにライ麦パン、添え物は何でも良い。酒は要らん。なるべく早く持ってきてくれ。ちょっとした商談前でな」
『かしこまりました』
手短に注文を終え、ウェイターが下がる。
「で?お前さんはこんなトコに何用なんだ?洒落た酒場で高い酒飲んで「我が人生で此に勝るもの無し」とか嘯く趣味があるたぁ聞いたことねぇんだがな?」
笑うと余計に威圧感が出るから不思議なものだ。とは言ってもそれに一々怯えている程心臓が弱い訳でも無し。向こうに聞かれたようにこちらも用向きを尋ねてみた

  • No.31 by 煙のトピ主  2020-10-21 10:40:53 ID:e864a8518

>30

「ケッケッ、心にもねぇ「おべっか」聞きながら飲む酒なんざ美味くも何ともねぇ、俺の酒は俺にしか注げねぇのよ。
女は隣に座らせとくモンじゃなくて転がしとくモンだぜ、ベッドの上にな!」

(青い瞳をぎらつかせ、鋭い犬歯を見せつける様に口の端を吊り上げる。
下品な物言いに偶然その側を通りかかったウェイトレスが微かに眉を顰めたが、わざとらしくその背をにやにやと見つめるのみ。
サミュエルの返答を知っていたかのように「だろうな」とげらげら笑えば、グラスに注がれたばかりの赤色は一瞬でマシオの喉奥へと消えていった)

「仕事前の景気づけさ、明日一つ頼まれてるんでな、酒飲んだあとはもう一丁追加の景気づけに歓楽街行きだ。
おいウェイトレス!酒を追加だ!」

(そのウェイトレスに向かって、もう残り少ない酒瓶を振って見せながら同じ物を注文する。
頭を下げカウンターの方へと消えていく姿を見送ってから、一転、サミュエルにだけ聞こえる様な小さな声に)

「近頃は例の「切り裂き野郎」のおかげで警察の目があっちこっち向いて一際うるせぇと来た、まぁ仕事に支障は無いが、それでも多少は手間が増えて面倒でな。
奴さんについて、お前のトコで情報掴んでたりしてねぇのかよ?」

  • No.32 by アレン ロードアルベルト  2020-10-21 16:52:17 ID:494845986

>29

「恐縮です…私もヘイムズ殿のご活躍は父から聞いてます。早速ですが鑑定の方を。」

(先代の当主である父からヘイムズの政治活動の活躍は聞いていてそんな名高いバーンウェル家の当主の歓迎の言葉に謙虚に応える。そして改めて本日の本題である壺の鑑定をしようと述べる

「……なるほど、わかりました。これは五百年程前に南方の熱砂の国で作られた魔除け壺です。しかもこれは古代の王が魔除けに使用していた物で古美術的価値もかなり高いですね………そして、申し上げ難いのですが、この壺には呪術がかけられています。この手の子美術品には主に盗賊除けの為に呪術がかけられてる事は珍しくありません。しかし、これはつい最近かけられた痕跡があります。恐らくここ1、2週間以内にかけられた物かと…かなり危険な状態です」

(さっそく壺を鑑定すると、かなり価値がある古代遺産である事がわかりどういった代物か簡単に説明する。その後屋敷に足を踏み入れた時に感じた嫌な気配の正体がこの壺にかけられた呪いによる物だと確信してヘイムズにそれを伝える。

(/一応自分の頭の中で考えていたストーリーは上記のように鑑定物に呪いがかかっていて、それを撃退。その後調べた結果、切り裂きジャックによる物にしようかなって勝手ながら構成してました!
よろしければこのままお付き合い頂けると幸いです!

  • No.33 by サンダンス  2020-10-21 23:34:47 ID:0701b4d9e


>31

「確かに。違ぇねぇ」
返す言葉に一理有りと言うように笑う。コイツが相手だと注文を待つ間も退屈はしなさそうだ。
「仕事前に豪遊きめるたぁ、やはり儲かってるヤツは違うな。こちとら朝夕と彼方此方の空を飛んでは雀の涙位の端金しか稼げねぇんだからよぉ・・・泣けてきちゃうぜ」
自分の所も決して儲かっていない訳じゃ無い。ぶんどった品は闇市を通じて売りさばいているし、手数料諸々も自分のトコでやっている以上気にするようなものでもない。とはいえ無線や電信を盗み聞きし、嵐の中を突っ切った所で当たりが引けるかどうかは怪しい。襲う相手は見極めなければ一転して自分達が敗走する可能性もあるのだから気楽な商売とはいかない。娼婦がやるような科を作って人差し指だけで目尻の涙を拭う真似でからかってみる。そんな茶番に興じていると向こうが声を潜めて何事か尋ねてくる。中身は例の"切り裂きジャック"についてだった。どうやら向こうは向こうで仕事がし辛い境遇に陥っているらしい。
「・・・さぁな。生憎と俺達だって新聞やら噂話で見聞きする程度の情報しか持ち合わせが無ぇ。あるとすりゃ奴さんの大立ち回りのおかげで抗争の火種がデカくなっちまったって位のモンだ」
こちらも商売の安定の為には一刻も早く殺人鬼が捕まる事を願っているし、どうもそれぞれのギャングは縄張りを見回り始めているのはさっきの男から聞いていた。しかし、犯人の姿どころか手がかり一つつかめていないというのが現状だった
「てか、お前さんの方が仕事柄何か気付くんじゃねぇのか?」
殺しには殺しの専門家だ。腕の立つコイツなら何かしら気が付くこともあるのではとダメ元で聞いてみようか

  • No.34 by 煙のトピ主  2020-10-22 19:29:39 ID:e864a8518

>32

(白磁の色に花の形が飾りとして掘られた、首の長い花瓶の様な形状の壺。
骨董商から買い付けたそれを卓上に置きアレンの鑑定を待つ間に、また別のメイドが二人分の紅茶と、砂糖菓子を乗せた皿を持って来た。
先程までの運動で乾き気味だった喉を香り高い紅茶で潤す)

「やはり南の王朝か、白磁に花の彫り物……壺の形状からもそうで無いかと睨んではいたのだよ、いやはや私の審美眼もまだまだ捨てたものでは無いね」

(購入時の自分の推測が当たっていたことに満足気、見るからに機嫌良く、髭を撫でる動作は一層優雅さを増す。
再度紅茶を口にして、今度はすぐに飲み込むのではなく香りを楽しむ為にしばらくそのまま含んだまま。
――にしておいたのが、不運だった)

「んんぐっ……ゲホッ!ゲッホゲホゲホ……じゅ、呪術だと!?それはつまりあれかね、呪われているということかね!?」

(アレンの口から飛び出して来た言葉に、思わず激しく咽て紅茶を噴き出した。
傍に控えたままだったメイドが慌てて差し出した手拭きで口元と噴き出してしまったものを拭いながら、目を白黒させてアレンへと問いかける)

「げほげほ……あ、アレン君、私は魔法の心得が殆ど無いんだ、呪術と言われたところで今一つピンといかないのだが……。
それにかけられている呪いとは……一体どういう類の呪いなのだね、誰がかけたものかなどは分からんのかね?」

>32 アレン様
背後:了解しました、ではこちらのロールのメインキャラをヘイムズに切り替え、続けさせていただきますね。

  • No.35 by 煙のトピ主  2020-10-22 19:30:30 ID:e864a8518

>33

「稼ぎたいならお前も「こっち」に転職したら良いんだ、才能はあると思うぜ?似た様なことすりゃあ良いんだからよ」

(声色は冗談半分、鋭く睨みつけるような瞳は「残り半分の本気」の色。
注文からすぐに運ばれて来た酒瓶のコルクを、右手の鋭い爪を突き刺し慣れた様子で引き抜いた。
グラスにどぼどぼと注ぎ乍ら、とても大っぴらには語れない会話は続く)

「ケッ、「殺し屋」と「殺人鬼」は違うモンさサミュエルよ。
俺達は頼まれて殺す、奴らは頼まれてなくても殺す、俺達は金の為に殺す、奴らは奴ら自身の快楽やらの為に殺す。
似ちゃいるがなァ根本の思考回路は別物だ、だから分からねぇことは分からねぇ――」

(掌の中、透明の中へ満たされた赤色はまるで血の色に見えた、映り込む自分の顔もまた血濡れている様に見えた。
ベロリと舌なめずり、グラスに口づけ、傾ける)

「――クハッ、分かることもまぁあるがな、奴さんは「自分が自分であることを隠そうとしてない」タイプだ。
隠してぇなら態々「切り裂き」なんて呼ばれちまう程手口に統一性なんざ持たせねぇ、だからただの目立ちたがり屋の愉快犯か、余程の拘りがある思想犯かのどっちかだな。
前者なら尻尾を出すのは早いだろうさ、後者ならちょいと面倒くせぇが」

  • No.36 by サンダンス  2020-10-22 23:36:16 ID:0701b4d9e


>35

「中々魅力的なお誘いだ・・・」
確かに今以上に仕事量に見合う報酬は約束されるし、危険性は今よりも高くなるがそれでも仕事にあぶれる事は少ないだろう。いつの時代も人の欲や恨みは消えることが無い。政治的意思を内包したものからただの男女の痴話喧嘩まで、誰かを殺したいヤツは多いのだろうしそいつらは金に糸目を付けない。しかし・・・
「だが・・・生憎と俺は今の仕事が気に入ってるんでね」
それでも自分は空に、何者にも縛られないあの碧い世界を自由に飛ぶ事が好きだった。力も金も無いせいでくそったれの大人に酔った勢いで殴られ、したり顔の神父共に慰み者にされるのが嫌で『サタリスタ』を作った。ガキの集まっただけの腰抜け連中と言われ、縄張り内で余所者にデカい顔されたくなくてあの手この手で組織を大きくした。自分の行動方針には常に自由への渇望があった。空賊はそんな自分にとってまさに天職だった。そんな仕事を見つけたのだから今はまだ職を変える気にはならなかった。
「どうも一生を土の上で過ごす生き方は俺は苦手らしい。時に空、時に陸・・・そんな生き方が俺の性には合ってるみてぇでな」
そんな問答をしている内に料理が運ばれてくる。揚げたての鱈のフライにライ麦パンという至って平凡なメニュー。付け合わせは腹を膨らませるためのマッシュポテト。塩と胡椒のみの簡素な味付けだ。一緒に出されたナイフでパンを割き、その間にマッシュポテトと鱈のフライを挟んで食らう。鱈の味よりも油の味が強いが別にこういう味は嫌いじゃない。半分程食べながらマシオの言う「殺人鬼と殺し屋の違い」についてのご高説を聞き
「・・・まぁ、流石に殺しについては何でもござれって訳にゃいかねぇか・・・とはいえ、『自分が自分であることを隠さない』・・・か。随分と面白い話だな。そんな風には考えた事もなかった」
殺人が自己表現になるなら世の中随分と楽だろう、と勝手な妄想をしていると不意に肩を叩かれる。振り向いた先に居たのはいかにも小金持ちの小物といった風情の男だった。男は小脇に小包を抱えていた
『ミスター・サンダンスですかな?』
「・・・そうだが。アンタがアンドリューさんかい?」
ガラにもないだろう丁重な言葉遣い。聞いていて笑いそうになるが我慢して答えると向こ
うも重ねて真剣な表情を浮かべた。
『如何にも。私がアンドリュー=スヴェンです。ルーケさんからお話は伺っておりますかな?』
「あぁ。だが・・・まぁ色々と細かい話も聞きたい。ちと席を変えよう。マシオ、少し席を外すが俺のもの食うんじゃねぇぞ」
時折同席しているマシオの顔を見てはさながら浮浪者でも見るような侮蔑を込めた顔をするアンドリュー。赤の他人とはいえまだ金払いが済んでいない相手に死なれては困ると席を変えると話して席から立ち上がると人気が少ない奥の方へと向かう。商談の内容は極々単純で、小脇に抱えていた小包をとある島にいる男に渡してほしいとの事だった。報酬は10万ヴィルととある権利書。サインは共和国の役人のものでこれだけで1万ヴィルの価値は固い品だ。
『ではくれぐれも宜しくお願いいたしますぞ』
「あいよ。それとアンタ、あの獣人に喧嘩を売るんなら神父と弁護士を用意しとく事をおすすめするぜ。あの世に金は持ってけねぇからな」
『・・・』
最後に脅しでも何でも無い真実を教えてやるが向こうはそれに大分気を悪くしたのだろう。自分やマシオを見返る事も無く荒々しげに店を出て行った

  • No.37 by 煙のトピ主  2020-10-23 23:15:17 ID:e864a8518

>36

「クハハッ、あぁそうかい自由人さんよ。
俺は逆に、空は足がバタつくみたいに感じて苦手でな……まぁ、互いに生きるのに向いた場所があるってこったな」

(肩を竦めて引き下がって、料理を運んできたウェイターを引き留めて乾燥肉の盛り合わせを注文する。
フライが放つ揚げたての香りに少しだが刺激された食欲を満たすことにした。
すぐに運ばれて来たのは、小さな木籠に塩気の効いた乾燥肉を文字通りに盛った単純な物だ)

「少なくとも俺と奴さんの気が合わねぇことはまず確かだな、手口に統一性なんざ持たせねぇ方が良い、拘りを持たねぇのが俺の拘りよ」

(人間にとっては噛み応えのある乾燥肉も、マシオの牙にかかれば容易く噛み切られる。
咀嚼したそれを酒で流し込むことを繰り返しながら、やって来たサミュエルへの依頼人と思しき男を一瞥し鼻を鳴らした。
「こう生まれて」以来、侮蔑や嫌悪の視線はもう慣れたもの、わざわざ気にする程のことでも無かったが)

「そこまで食い意地張っちゃいねぇよ」

(席を立つサミュエルへと小さく手を振って見送り、再び「作業」を再開する。
肉を噛んでは、酒を飲んだ)

  • No.38 by アレン ロードアルベルト  2020-10-24 10:48:16 ID:494845986

>34


ッ!!……申し訳ないヘイムズ殿、驚かずつもりはありませんでした。かなり危険ですが今すぐどうこうなるわけではないので落ち着いてください。
私も呪術に関しては専門外です…誰がどう言う意図でこの呪いを使用したかまではわかりません。
しかし、どうやらこの呪術は降霊術を応用した物のようです。壺の中に無理やり霊を封じたのでしょう…魔を除ける為の道具に無理やり霊を閉じ込めると中の霊は地獄の苦しみを味わい続けます。
しかし、霊だから死ぬ事もなく怒り憎しみが募り強い悪霊となります。

(自身の言葉に驚き紅茶を吹き出すヘイムズに自身も驚きこちらに飛んでくる紅茶を鞄でガードして顔面に掛かるのは何とか避けた。とりあえず興奮状態になる前に落ち着かせ様とゆっくり事情を説明する。
呪術に関しては自身の専門外である故に誰が何の目的でこの壺に呪いを掛けたのかわからない、しかし応用された降霊術は自身の専門であり、そこからわかったことを伝える。

「私に分かるのはここまでです。後は本人に出てきて貰って聞き出すとしましょう…重要文化財を汚した張本人をね。
失礼ですが、広い庭とあちらの鎧をお借りできますでしょうか?」

  • No.39 by サンダンス  2020-10-24 22:50:09 ID:0701b4d9e


>37

商談も終わり、送る物と報酬を抱えて戻ってくる顔は我が意を得たりと言った具合に満足げで、明らかに良い商談だったと分かる顔つきだっただろう。
「・・・今日はツイてるかもしれねぇな。見ろよコレ」
そう言うなり勝ち誇ったかのようにマシオに権利書を見せつける
「サイン、証明印、掛けられてる保証・・・全てにおいてこいつは完璧だ。森林帯を含む旧エルフ領、拓けた土地はちと悪いが森林まとめてこっちのモンってのが良いと思わねぇか?ん?」
資本主義のこの世界に於いて現金よりも金銭的価値があるものは確かに存在する。しかして10万ヴィルという大金はなまじ無視出来るような少額では無い。少なくとも自分のような出身の身には。だが、今は違う。この森を手中に収めるという意味は自分だけで無く『サタリスタ』にとっても、重要な意味を持っていた。

  • No.40 by トーク  2020-10-24 23:04:13 

(/参加希望です!なりきり初心者なのですがよろしいでしょうか?あとキャラは二人作りたいと思っているのですが基本的になりきりになれるまでアニメとかからインスピレーションを受けてキャラを作っているのでとある魔術の禁書目録というアニメから2体ほどピックしてちょっとこのゲームの世界観に合わせながらキャラ作りをしたいと思っているのですが大丈夫でしょうか?それと10月を過ぎると来年の3?4月くらいまで事情があって浮上が難しくなります!上記のことを踏まえて参加検討なさってください!お願いします!)

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