双葉 弥 2020-10-13 19:42:29 |
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なんでもないんで早く降りる準備してください。
(目的地が近づいてくれば、それを察知したかのように隣の先輩は起きてくる。こちらの様子をおかしいと思ったのか、どうかしたのかと問いかけてくるも、局部を掴まれて悶々としていた人の気も知らないでよく問いかけれるなと呆れて。しかし、その掴んでいた本人が寝ていたため、この文句のぶつけどころがないのもたちが悪い。「先輩が自分の局部を掴んで寝てた」なんて言えるはずもなく、愛想悪く上記を述べて。駅から出れば、地元と比べてさらに冷たい風が肌を撫でる。もうこちらは本格的な冬に突入しているのだ。相手がコートを羽織ったことによって必要なくなったストールを首に巻きつけるがそれでもまだ寒い。幾分か厚着になった相手は旅行ということもあってか、普段よりややはしゃいでいるように見える。いつもの妖艶な雰囲気ではなく、年頃の少女が浮かべる笑みにこちらも釣られるようにふっと、こちらも微笑めば。)
まずは旅館にチェックインして、荷物を置きたいですね。
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