双葉 弥 2020-10-13 19:42:29 |
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…へぇ(明らかに大きく反応する彼。硬直している時の顔は焦っていた。自分は普段から耳元で囁いているというのに些かオーバーだ。考えられることは一つしかなかった。彼は耳が弱い。昼間は此方の弱点を知られた。だが今は彼の弱点を見つけた。これでおあいこだとニヤリと笑う。)して欲しがっているのは君でしょ。喜んで反応しちゃって…(挙動不審になりながらも取り繕う彼の姿にクスクスと笑いながら。昼間の自分はきっと彼と同じような表情をしていたのだろう。まるで自分を客観視しているようだ。今なら分かるが、自分の表情は答えを自分から言っているようなものだったのだ。だから自分の虚勢も見破られてしまった。もちろん、彼も同様だ。もうこの場で彼に逃げ場はないはずだ。弱点を知った今、自分が優位になったことは明白だ。再び彼の耳元に唇を寄せ「ふぅ」と息を吐いてみる。)
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