好きになったら負け。（人数制限あり／NL／犬猿）

>58　聖先輩

せーんぱいっ。遅くなったからには何かくれますよね？仕事代わりにやってくれても良いんですよ？(　扉の開く音に仕事の手を止めると、近くまで寄ってぱっと手を差し出す。自分だけが労働するなんて、との気持ちと早く来て欲しかった気持ちがない交ぜになっているからであり。甘えるような声色は人によっては不快感すら与えるかもしれないが、まあ共に活動するうちに慣れてくれるだろうと。女の子のように袖をくいと引っ張り、わざとらしくお願いを　)先輩、僕疲れちゃった。先輩も頑張ってくれます、よね？


>59　円谷さん

いーね、カラオケ！色々回って遊ぶのも良いし……(　楽しそうに元気良く手を挙げた彼女。それに伴って何らかの箱からぐしゃりと中身が崩れる音が聞こえるようだった。もしかしなくともこれは甘いもの。苦手なものへのセンサーは機敏に働く。悲鳴に似た声にはさすがに驚いて、女の子のふりをしている手前、大丈夫だろうかと眉を下げて。「　そっかあ。ね、それって誰かへのプレゼント？あいちゃんの好きな人に、とか？　」自分は取り敢えず手当たり次第に声を掛けるつもりであるが、彼女に狙いはあるのか。上手くいけば作戦を聞き出せそうだと期待を持って尋ね。校門へと辿り着けばもう人目を気にすることはない。何時まで性別詐欺的なことを続けるべきか考えつつ、自然と繋いでいた手は離していて　)