星くずの思い出になる (〆)

……なら私も美月ちゃんに刻みつけないといけないッスね。私という存在と私がいたこの星を。だから思い出をいっぱい作るッスよ。美月ちゃんが帰るにしろ、私が時の流れに消えて行くにしろ。その時までに。じゃあ行くッスよ(相手の言葉になら良かったという感じでついていけば決意を込めた言葉にこちらも答えるように、私の寿命が短い以上来るべき別れを受容すれば相手に自分を刻みつけるという自分にしては強く執着のある言葉を気づかずに使い)

ふっふっふ、これでも記憶力は凄く良い方なのです。此処で起きたことは全て記憶していきますとも!有沙さんが関わっていたことなら尚更です!わたしにとって、有沙さんはかけがえのない存在なのです。ですから…わたしは有沙さんとの思い出を忘れるようなことは絶対にしませんよ。
(相手の言葉を聞いて「相手も自分との思い出を作ろうとしてくれている」と感じ、それに応えようと相手に上記のことを伝えて。少し立ち止まって相手の手を両手できゅっと包み込み、自信、希望、そう言った感情に満ち溢れた笑顔で、手を離して相手に抱きつき、しみじみとした声で相手にそう話して)

流石美月ちゃんッスね。私も誰かに……いえ、美月ちゃんにそんなに思ってもらえて嬉しいッス。だから私も美月ちゃんの想いに答えられるように頑張るッスよ。(ギュっと抱き締められれば相手の小さな身体の感触とともに想いが伝わってきてこちらも応えるようにギュっと抱き返せばまるで相手の見た目通りのような感情表現に少しはにかみながら、その想いに応えるべくとりあえず頑張ろうと口にして)

えへへ、あったかいですねー。実は少し不安だったのですが、全部吹き飛んじゃいました!これで完璧です。わたしが有沙さんをちょっとした星の旅に招待しましょー！
(先ほどまで相手に話していた事とは裏腹に実は心のなかでは緊張していたが、相手に抱き返されるとその温もりに心がぽかぽかと暖かくなっていくのを感じ、柔らかな表情を浮かべる。少し赤くなった顔で自信満々に勝ち気な笑みを浮かべ、相手に上記のことを述べて)

それなら良かったッス。最後にモノを言うのは自信ッスからね。ファイトッス。……で星の旅って？いーや不安になるなッス。美月ちゃんが言うこと、美月ちゃんが一緒なら、大丈夫！！(相手の言葉と自信に溢れた顔にこっちもニカッと笑うが相手の言った星の旅という言葉に少し怖じ気づくも今自分が言った事を思いだし相手に笑顔を向けて)

(/新年、明けましておめでとうございます!日に日に更新が遅くなってしまっているのですが…勝手に居なくなる、と言ったことは致しませんので!今年もわたし、天ノ川美月をよろしくお願いいたします!)

色々と言うよりも、実際にやってみたほうがいいですね。それでは、公園にも着いたことですし…始めましょう!目を瞑っていただいてもいいですか?
(星の旅という単語に少し動揺、に似たような反応を見せる相手に、見せた方が早いと行動で示すことにする。相手と色々話をしているあいだに、目的地の公園に着いていることに気付き、上記のことを相手に述べると、美月を中心として青い光が広がっていき。暗い場所で広がっているにも関わらず、その光は眩しく感じる所か、何処か暖かさまで感じるほどで)

(あけましておめでとうございます。こちらも返信遅くなったのでお気になさらず。今年も松谷有沙をよろしくお願いいたします)

わかったッス。いつまで瞑ってればいいっスか……なんかわかんないッスけどポカポカするし目を瞑っててもなんか光ってるッスよねぇ(相手に言われたとおりに目を瞑っていれば瞼ごしでもわかるような眩しさと温かさに何が起きてるのかわからない不安から少し震えた声でそう言って)

大丈夫です、危険はありませんから！それでは…そいや！

(震え声で話す相手に、上記のことを述べてから手を合わせて拍手を一回、それと同時に光
は一層強まっていくが、暫くすると光は消えていき)

…もう目を開けても大丈夫ですよ。慣れていないうちは少し怖いかもしれませんが、すぐ慣れますので。良ければ手を繋ぎましょうか？
(気づけば先程までの公園の景色は何処へやら、空いっぱいの星空が広がっており。下の地面は鏡の様になっていて自分たちの姿を反射しているが、まるで海のように静かに波打っていて、そこには星が反射して写って、地平線の奥の奥まで、月明かりと星空が広がっているのが見えて)

……わかったッスよ。目を開けるッスよ。……アワワ、落ちる堕ちる……落ちない？うん、美月ちゃん。手を繋ぐッス。これは？(相手の言葉に目を開ければ足下に広がる星空にさぁっと顔を青ざめさせれば落ちるとわたふたと手を動かすがもちろんそんなことはなく落ちない姿にポカンとすれば手を繋ごうという申し出に頷いて)

(/申し訳ありません、返信が遅れてしまいました…！)

これはですね、わたしが両親から教わった…えーと…まほうのようなものなのですよ。宇宙はどこまでも広がっていて、数えきれないほどの星がありますよね？これは、そんな宇宙を自由に見ることのできる空間なのですよ。…見るだけで干渉はできないんですけどね。

(案の定慌てる相手を見て無邪気に笑い、相手と手を繋いで今居る場所の説明をしようとする。言葉を探して少しすると魔法のようなものであるという言葉と、地球人からしたらまだまだ未知の存在である宇宙を自由に回って見れるものであると説明をして。これを使って自分の故郷を見つければいいとも考えたが、最後の言葉からそれは失敗したのだろうと考えられ)

魔法ッスか。凄い……すごいッスね。自由に宇宙を見れるって事は地球も美月ちゃんの星も見れるって事ッスよね。干渉できない？でも見つければいずれたどり着けるって事ッスよね(相手言った魔法というファンタジーに眼を輝かせると魔法の説明を聞けば相手の故郷の事もわかると期待するも自分とのテンションの差に不思議そうにそう言って)

…もう、随分探したのですよ。まあ、見つからないものはしょうがないです。それに、今は有沙さんが居てくれるですよ、寂しくなんてないですよ！

(相手の言葉に、困っているように眉を寄せて笑いながら、そう言葉を発し。鏡のようになっている地面を蹴りあげると、その地面から飛んだ破片が、キラキラと光り輝き、そして消えていく。それを見る目には少し涙が浮かんでいるが、相手に心配させまいとそれを拭って明るく話し)

そうなんスか。それは残念……ッスね。そう言われると嬉しいッスけど、ムリしちゃダメッスよ。私が何かできるわけじゃないッスけど、辛いときは辛いって言った方が良いッスよ(相手の言葉を聞くとこちらも迂闊な事を言ったかとやり場もなく哀しそうな顔をすると気丈に振る舞う相手に心配するようにそう言って)

…ありがとうございます、有沙さん。それじゃあ、少しだけ甘えさせてください。…いまこんな話をするのはどうかと自分でも思うのですが…有沙さんの家に泊まらせていただくことはできますかね…？

(相手の言葉を聞くと、抑えていた何かが溢れてきたのか、拭っていたはずの涙がぽたぽたと次々に零れ落ちていき。暫くすると、涙は止まったが少し目元を赤くしており、抱えていた何かが楽になったのか満面の笑みを浮かべて相手に感謝の言葉を伝え、ひしと相手に抱きついて甘えさせてほしいと言って。それから少ししたあとに上記のことを相手に申し訳なさそうに伝えて)

……存分に甘えるッスよ。そういえばそうッスね。うちで良ければ全然構わないッスよ。殆ど私だけっスから、部屋も余ってるしね(相手が涙をながし始めれば何かしてしまったかと若干困惑するも抱きつかれ力を込められれば甘えるように頭を手で撫でて、家の話には二つ返事で了承すれば明るい調子でそういって)

えへへ、ありがとうございます。だいぶ気が楽になったですよ。本当、何から何までお世話になりっぱなしで申し訳ないです…むむ？有沙さんはお一人なのですか？

(相手の言葉に嬉しそうに感謝の言葉を発する。相手から頭を撫でてもらうと、安心したのか声に落ち着きが戻ってきて。暫く黙りこくっていたが相手の「殆ど私だけ」という単語に少し疑問が浮かび、純粋な瞳で相手にそう質問して)

そうッスね。父も母も仕事に行くと長い仕事してるッスから今はうちに居ないんスよ。なので全然気にする事ないッスよ。(相手から聞き返されれば撫でていた手を止めてまあ大したことでもないといった様子で相手にそのように返せば苦笑しながらだから匿うのも簡単ッスよと続けて)

やや、それは本当ですか？…と言うことは、今は有沙さんはお一人なのですか…つまり、これで二人とも寂しくないということですね？

(相手から両親についての話を聞くと、仲間と離ればなれになってしまった自分と重ねて少し悲しげな表情を浮かべて。しかし「自分が相手の家に泊めてもらうことで二人とも寂しくなくなるのではないか」と考えると相手から少し離れて、目をキラキラとさせて会えて良かった、等という想いを胸に相手に話しかけ)

二人ともお仕事が始まるととっても遠いところに行ってしまうッスから。確かにそうッスね。これで私も美月ちゃんも寂しくなくてウィンウィンッス。家の中広くて、美月ちゃんが来てくれてちょうどいいくらいッス。(悲しげな表情をする相手に仕方ないんスけどねと苦笑すればそれでもどこか寂しさはあるのか鞄についてる方位磁石を見やればある一方の空を見上げるようにすれば相手の申し出に笑顔を浮かべて返して)

なるほど、なるほど…私も、色々な方と別れてきましたから。大切な人が遠くにいく感覚は何となく分かります。会えなくなって長いですが、今は何をしているやら…久しぶりに会いたくなってきましたね。そろそろ戻りましょうか？

(相手の事情を聞いて、故郷での同胞との別れを思い出す。それは幼なじみであったり、親しい友人であったりと様々だが、少なくとも地球に迷い込むよりも前の話で、仲の良かった同胞との思い出に、少ししんみりとしてしまうが、今は相手がいるため寂しさなどは無くなっていて。これから過ごす日々を楽しみにしながら、相手の笑顔に此方も無邪気な笑顔を浮かべて公園に戻ろうかと提案をして)