…もう、随分探したのですよ。まあ、見つからないものはしょうがないです。それに、今は有沙さんが居てくれるですよ、寂しくなんてないですよ! (相手の言葉に、困っているように眉を寄せて笑いながら、そう言葉を発し。鏡のようになっている地面を蹴りあげると、その地面から飛んだ破片が、キラキラと光り輝き、そして消えていく。それを見る目には少し涙が浮かんでいるが、相手に心配させまいとそれを拭って明るく話し)