主 2020-09-18 20:53:43 |
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知里ちゃんの絵を見に来たんだよ。( 冗談っぽく笑う彼女に、それが真実だと示すよう柔らかく、けれどほんの少しの重みを含ませて言葉を返す。差し出された入場者名簿らしきものに名前を書きつつ、さっと目を走らせるのは自分より上にある名前の数々。当然見知った名前もそうでない名前もあって、別に何人居ようがどうということはないけれど、この『運命』に遭遇したのは自分だけだったらいいな、なんて独占欲染みたことを考えた。まあ実際には、独占したいというより、希少性を利用して自分をより印象付けたい、の方が正しいけれど。彼女の真向かいにある椅子を引いて、そこに座る。これは、その他大勢との競争ではなく、彼女との一対一のゲームだ。 )
うん、作品は後でゆっくり見せてもらうよ。……ところで、運命ついでに俺の似顔絵お願いできる?
>> 知里ちゃん( >>636 )
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