アイドル様は曲者揃い！（ NL / ラブコメディ ）

　


　「　アイドルになりませんか！？　……あっ、すみません先走り過ぎました。私こういう者で……いや、あの、決して怪しい者ではないです。怪しい人はだいたいそう言うんだと言われると『確かに』としか言えないし、こんな会社名聞いたことないと言われると『そうですよね』としか返せないのですが……！　お、お話だけでも聞いてくださいませんか。5分……いや、3分でいいので……！　」
　「　確かにうちは弱小事務所ですが、見掛けが良ければ誰でも良いなんて妥協であなたをスカウトしているわけではないんです。あなたの他人を惹きつけるオーラだとか、立っているだけで様になる華やかさだとか、話し方から滲む知性だとか、そういったものに魅せられて声を掛けたんです。……スカウトに応じてくれなくてもいいので、そこだけはどうか、信じていただけませんか。　」
　「　た、ただいま戻りました……見ての通り、暴飲暴食作戦で何とか眠らずに帰って来れたのですが、……うッ、……食べ過ぎで、苦し…………。こんなことならやっぱりワンピースにしておくんだった……　」
　「　皆さんをアイドルの道に引き込んだのは私です。なので、その選択を後悔させないことが私の仕事だと思っています。???任せてください。この先どんなことがあっても、私が必ず幸せにします！　」


名前：　柊 絢世（ ひいらぎ あやせ ）
性別：　女
年齢：　22
職業：　マネージャー
部屋番号：　管理人室

容姿：　肩より少し長めの髪は、ストレートのナチュラルブラウン。地毛。細くて柔くて繊細、なんて髪質ではなく、わりと生命力のある生え方。繊細な髪質に憧れはあれど、別にごわごわするわけでもなくさらさらと手触りは良いため、まあ良しとしている。瞳はアーモンド型の栗色。鼻は高くも低くもなく、やや小さめ。全体的に顔のパーツの主張が控えめで、周りからの評価は『普通にかわいいけどなんか地味』。言い換えればメイク映えする顔だが、自分に似合うメイクが分からずいつも典型的なナチュラルメイク。身長160cm。身体つきは普通体型?痩せ型の間。特別スタイルが良いわけでもないが、太ってもいない。手首や足首、くびれ、鎖骨等にはしっかりと女性らしさが顕れていて、胸のサイズもそこそこ。白く柔い肌をしているが、自分のことには無頓着故よく気付かないうちに傷をつくっている。仕事中はオフィスカジュアルのお手本のような服装。動きやすさ重視で基本的にはパンツスタイル。休日にはお洒落して出掛けたりもするものの、今のところ忙しくてそんな暇はない様子。

性格：　迷い、傷つき、悩みながら、それでも前に進もうとする。そんな、どこにでもいる普通の人。ただ、彼女は人よりちょっと責任感が強く、そして人よりちょっと諦めが悪い。出来ることは全てやって、それでも駄目だったら他の方法を探す。『世の中にはどうにもならない事もある』のは理解していても、だからと言って何もせずにはいられない、という人種。しかし、ずるいことは出来ないという損な性分故に、真っ直ぐに向かっていって、正面から壁にぶち当たることがほとんど。人懐っこく、素直で、感情が顔に出やすく、何より人が好きなので男女問わず好かれやすい性格。他人と向き合うこと、他人を尊重することが出来るが、その分共感しやすく、無意識に寄り添ってしまうために、相手の痛みまで自分のことのようにもらって傷ついてしまう節がある。彼女自身も過去にそれなりに傷ついた経験があるものの、そういったことは『わざわざ話すことでもないから』とあまり人に話そうとはしない。愚痴をこぼすことも、陰口を叩くこともなく、ただただ自分の信念に沿って正しく在ろうとする、柔らかさの中に強さを持つ人。

備考：　一人称は『私』、二人称は年上には『○○さん』、同い年と年下には『○○くん』。話し方も、年上には敬語で、同い年と年下にはタメ口。／短期大学を卒業後、父親の営むアイドル事務所に就職。しかし、父親の事務所は『一人一人のアイドルと向き合う』方針のために、時間対効果、費用対効果が悪く、いつまで経っても弱小。彼女自身はそんな父親を尊敬しているが、母親は愛想を尽かして、所属アイドルの大半は見切りをつけて、父親の元を去ってしまった。そんな中でも事務所に残ってくれたアイドルと、スタッフと、父親のために、彼女は諦めるわけにはいかないのだ。／学生時代は合唱部に所属。現在でもその名残か、ストレス発散に筋トレをする体育会系。お酒に弱く、グラス一杯で酔っ払って、酔うとすぐに眠ってしまうタイプ。お酒の席などでは、どうやって酔わずに乗り切るかを毎回試行錯誤している。