俺にとって神父様の口付けは御褒美みたいなものですから。 (御褒美。いわばこの天使を簡単に従わせる餌みたいなものである。今は拭われても、きっといつかは……。そんな期待に心を寄せつつ、「また宜しくお願いしますね?」と悪戯っぽく笑みを浮かべると軽く片目を瞑って。)