「クラウス神父…?」 (白髪の年老いたシスター…アザリアはクラウスの言葉を聞いてしばらく不思議そうな表情をしていたが、眠気には抗えなかったのか小さなベッドにちょこんと座り、うつらうつらとうたた寝をしていた。扉の向こうからは子供達の声がしていたが、年のせいか最早耳も遠いのだろう。そんな声を気に留めるでもなく本格的な眠りに入り始めていた。)