常連さん 2020-09-13 06:47:57 |
通報 |
悪……?
(彼の口から飛び出した「悪魔」という言葉。はて、何処に悪魔が……なんて考えるも、周りにそれらしい人は居ないうえに、彼の視線は自分に向けられている気がする。ふと頭上に目をやると、普段ある筈の輪が無くなっている。ここでようやく落としたんだと気付いた。あの輪がなければ、自分が悪魔に見えるのも仕方ないだろう。……それにしてもこの彼。自分に向けられる敵意の視線でさえ愛おしく、ぞくぞくする。今、自分が天使だと話しても彼がそれを鵜呑みにしてくれるとは思えないし、何よりそれではつまらない。ここは悪魔だと自分を偽ることにして、取り敢えず彼を落ち着かせようと、彼の持つ小瓶を指差して)
落ち着いて下さい、神父様。
俺にそれは効きませんので、それを投げると折角の聖水が無駄になってしまわれますよ?
(/改めてこれから宜しくお願い致します)
トピック検索 |