はじめての、　（〆）　　

またまたァ。謙遜しちゃって（　謙虚な振る舞いを見せる相手を見つめては、何処か揶揄うようにしつつも愉しそうに笑みを溢し　）おにーさん車乗ってきたの？（　“ナビ”という言葉に反応してか心なしか期待を含んだ声色で問い掛け　）
ん、いい子にしてたよ。だからご褒美ちょうだい──って、え？（　相手が自身のことを継続して子供扱いしていることは何となく察しつつ、それを良いことに大きく頷いて図々しくも見返りを求めようとしたものの、目の前に丁寧に差し出された洋菓子の詰め合わせを見ては思わず驚いたように数度瞬きをし　）なァにこれ、すげぇご褒美。ご丁寧にありがとう、菱河クン。後で一緒に食お（　つられるように両手でしっかりと受け取れば嬉しそうに笑顔を向けて礼を述べ。早速リビングへ案内しようと向かう先につま先を向けたものの、相手の見るからに重そうな荷物に目線をやると、両手で受け取った菓子折りを片手に持ち替えてもう片方の手を相手の方へ差し出し、「お荷物お持ちしまぁす」荷物を持ちます、と態とらしくアピール　／　←　）


ふは、世話してくれんの？そんなのどんどん気になっちゃうなァ。甘やかされたらダメになっちゃうかも（　にまにまと表情緩ませ　）菱河クンのさ、まだ会って間もないけどなんつーの……ミステリアスな雰囲気、すげぇ惹かれる。余計に本性暴いてみたくなっちゃうよね、なんつって（　勝手な妄想ぐるぐる　）
下の名前も是非知りたいから、仲良くなれるよーに俺頑張っちゃう！楽しみにしてんね（　何処か得意げに目を輝かせ　）ん、菱河クンとの初めての共同生活！改めてこれからよろしくね。