はじめての、　（〆）　　

生憎紳士ですので、挨拶代わりのキスをと(　表情が愉しげだったり驚きだったり変わる以外の変化はないものの、心中には色々な思いを抱えていそうで慈愛の色を含んだ目で眉を下げふわりと微笑んでみせ。腕を伸ばし髪に手のひらをそっと置いては指先を広げ、地肌をなぞるように優しく撫で下ろし。紳士なのだから唇のキスはいきなり奪おうとしないなんて、あえて宣うのは優しさを取り繕った表情とは矛盾していて　)
いつでも受けて立ちますとも。退屈も無論させませんので(　悔しさという火種を巻き終わった後は、年上の余裕とばかりにどっしりと構え。然し、悔しい表情よりも笑顔の方が愛らしくて好みであり、燃え上がらせ過ぎないよう気を付けようと気を引き締め。ソファーヘ促されれば共に向かおうとしていた足をピタリと止め、横に並んでは作る邪魔になるのではないかと思い直し促された側へと。ソファーに腰を沈ませれば長い足をゆったりと組み、背もたれへと体重をのせ。跳ね返ってくるバネと柔らかなクッションの弾力を身体で受け止め、キッチンへ進んでいる彼を見送り。　)
お気遣いありがとう御座います(　紅茶を淹れるのにも茶葉から拘るのか、ティーバッグか、ペットボトルか様々な手段があり、形だけゆったりと寛ぎながら向こう側の作業をどう覗こうか考えるよう片腕を曲げては逆側の二の腕を添え、眼鏡のフレームを組んでいない側の指先で持ち上げ。用意してくれる紅茶は何の種類だろうか、と表情には出さずとも好物である飲料でもあり振る舞ってくれるのを心待ちにしていて。　)


甘える甘えさせるの話しはともかく、同居人としてゆっくり教え合っていきましょう。折角選んで頂いたのですし少しずつ趣味嗜好は明かしていきますね(　頷　)
恥ずかしいところを…ですか。宜しいのですよ？決して悪くは思いませんし、寧ろ可愛がって差し上げます
寛大なお心に感謝したいのはこちらの方ですよ、大変お待たせしました。日越しギリギリになってしまいましたが、引き続きお相手して下さいな(　一礼　)