はじめての、　（〆）　　

そうきますよ。楽しそうで何よりです(　本人でもなく日も浅いのだから再現率云々は諦めており、楽しませられたならば上々で気を悪くした素振りはない。真似ていたのを表すよう少し眉尻を下げ口元は引き結んだ状態で弧を描く、ピエロみたく薄っぺらい笑い顔を作ってみて。　)
ご不満とあらば意識させてご覧なさい(　元から隠す気はなく、闇色の瞳孔が殆ど見えなくなるまで細め。不満がるお顔も可愛らしくからかってしまいたくなり、穏やかな調子ながら貴男に出来ますか？と言いたげに挑発めいた言い回し　)
えぇ、此方こそ末永くよしなにどうぞ。(　手の甲への口付けを淡く微笑み悠然たる様で甘受して手を離す様を見届け、先程柔らかな唇が触れた辺りに唇を重ね落として間接キスなるものを。流れる所作でその手を下に下ろし己の胸板に置き恭しく一礼をし、つま先を押し滑らせ半歩ほど踏み出し距離を詰め足の裏を床と平行にして。彼の髪を耳に掛け顎下に親指をそっと這わせては、自身がつけているスクエア眼鏡を外しゆっくり顔を近づけ唇かと匂わせてから方向転換、最終的には頬へと唇を着地させ「喉の渇きよりも貴男に飢えておりますよ、…律」擬似とはいえ大人扱いをしてみせては耳許で教えて貰った名前を低く呼び捨て、涼しい顔で眼鏡を掛け直し半歩離れ元の位置関係に　)さて、戯れは程々にしておきましょうかね。横で見ておりますので、紅茶を淹れて下さいませんか？(　子供扱いを不満に感じている彼を振り回すための言葉遊びのつもりだったのか、ちらつかせた妖しさの片鱗はどこへやら。直ぐに切り替え、食糧や飲み物の保存位置、家具の勝手を知るために今日のところは彼に紅茶の作成を頼み、自室を後にして共有のダイニングキッチンへと長いコンパスで足を進ませ　)


ひとまずお互いの理解から始めましょうか。補うのにはまだ早いかと(　ふうむ　)
甘えること自体が、嫌いな訳では御座いませんよ？俺のことを理解して頂ければ、甘えざるを得ない状況を貴男が作ってしまわれるかもしれませんね。ひょっとしたらの可能性の話に過ぎませんが(　くつ　)

腑抜けになられても貴男であることに変わりはない、あまり気を張らず有りの侭でいて下さいな(　頷　)
優しい御言葉ありがとう御座います。待たせたとかは気にせず、ゆっくりお互いのペースで語っていきましょう。
お相手は引き続きお願いして頂きたい。ですから、しょんぼりなさらないで(　頭を撫で　)