あはっ、じゃあネ~。 (窓の外、車の中で嘲るようにくすくすと笑い、ひらひらと手を振って車を発進させて。その様子を見ていた兄が「…一つだけ。一つだけ警告しておいてやろう。ヴィンセント・イヴァノフ・アルジャンニコフを簡単に逮捕できると思うなよ。何せ私の弟だからな。」と軽口のように漏らした後取り落としていた資料を集めて出ていって)