名無しさん 2020-08-31 14:45:18 |
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(嫌々渡された合鍵を握り、屋敷の外に出て、辺りを見渡し、)
やっぱ無駄にでけぇ、、見た感じでかい屋敷の割にゃあ使用人居なさそうだし、掃除とかどうしてんだろ
(誰に聞かされるのでは無く、何となく独り言を口にして、
、、、やっぱ外の方が落ち着くわ。少しだけ雨の匂いがして、俺は空を見上げた、空は黒くいかにも重そうな雲が月を隠していた。)
、、あー、こりゃ降るかもなぁ。運いいわ、やっと汚れが取れるかもしれねえ
(その前に寝床を探すかと言わんばかりに再び辺りを見渡し、目に付いたのは住みに佇む小さな倉庫だ。倉庫に近づき、ギィっと重い扉を開けて中を覗いて見た。光が全く当たらなく、長い間使用されて無かったのか少しだけかび臭い)
此処は暗すぎるなぁ、、
(なんか嫌な気分だ。でも倉庫の外なら光は少しだけ当たるし、何より死角じゃないから何かあった時すぐ逃げられる。まぁ主人以外のヤベー奴なら殴り返せば良いだけの話だし、何よりこの倉庫、園芸道具が揃っているみたいだ。武器にもなれるかもしれん。ふと屋敷の方へと目をやったら、唯一付いてた光が消えた)
あー、彼奴寝たのか。
(ほんっと俺はなんであの時気持ち悪いだなんて言ったんだよ、あいつが俺に裏がある優しさを与えてるかもしんねぇけど、それでもあんな事言うの良くないだろ。そんな奴に優しくするだけ無駄なのに、それでも優しくしようだなんて、ほんっと馬鹿な男だ。
ゴロゴロと空が唸り、ビクッと肩を震わせ、空を見上げたらポツリポツリと小雨が降り始めた。俺は雨に打たれるように空を見上げながら倉庫から出て)
久しぶりの雨だなァ。土砂降りにならないと良いな、
(雨は好きだ。でも雷は嫌いだ。その音が、大嫌い。爆発音に似てて、忘れられない嫌な記憶が蘇る。
次第に雨は段々と激しくなり、土砂降りへと変わった。鳴り止まない雷、俺は気づいたら屋敷の方へとフラフラと歩いていて、扉を開けた瞬間に腰が抜け、地面に蹲って、一歩も動けない、、怖い怖い、)
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