以下、同居BL朝(?)シチュ 「なァ、おい」 朝日…否、陽光と呼ぶに相応しいそれが後頭部を燦々と灼く。嫌でも今の時刻を解らせるその煌めきは、どうやら彼の瞳には届いていないようであった。俺の視線を阻むその瞼を捲り、すぐにでも彼のあの雨上がりの雨露のような瞳を収めたかった。が、……うん、嫌われたくない。 とんとんっ、と軽く肩を叩き、じっとその穏やかな寝顔へ視線を注ぐ。眠る君も素敵だが、早くその吹けば消えてしまうような、儚く危うい笑みを見たい。