指名制 オードトワレ 3L

▽花園 蜜花

＞皆川先生

はい、勿論。私もいつもお世話になってる場所の方が安心しますから(ぽん、と手を合わせ笑みを浮かべ)お気遣いまでありがとうございます！…あ、もし集中した方が良ければこちらは蹴っていただいて構いませんので。よろしくお願い致しますね、先生。


(先生の声とチョーク、シャーペンをノートには知らせる音。様々な音が入り混じる教室で自身の体調の悪さに気が付くと、誰にも気が付かれないよう溜息をつき。今日は朝から少し調子は悪かったのだが、このままでもやり過ごせるだろうと油断したのが良くなかったようで。チャイムが鳴り、授業が終わればハンカチを持って保健室へと向かい)
──すみません、先生。
(扉を開ければ保健室の管理者である彼女を目で捉え、へらりと力のない笑みを浮かべれば「少しだけ休ませていただけますか」と付け加えて)