主 2020-08-21 16:49:20 |
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>>七原さん
(歌うのは好き。歌っているときは何も考えなくていいし、自分の中にある毒気や不安なことも歌にのせて全部どこかに飛んでいってしまっているような感覚になるから。テレビ局のとある楽屋前にあるリハーサル室、音楽番組の生放送前ということで慈雨は一人楽屋で今日披露する予定の曲を歌っており。相方は寝坊をしてしまったらしく未だ楽屋で準備しており、慈雨はもう衣装もヘアメイクも全て終わった状態で。歌がウリのアイドルユニットだけあり、Water Airは他のアイドルのように華美なダンスやパフォーマンスは特にない。ただ、自身の歌に全てを乗せて観客を魅了するタイプのアイドルだ。曲も一巡したあと、慈雨はそっとサファイアブルーの瞳を閉じればそのまま軽くステップを踏みながらリハーサルを続けて。)
>>白百合さん
それは不安ですね。…もしよかったら一緒に探しましょうか?あんまり詳しいわけではないんですけど、一人で探すよりはいいものが見つかるかも。
(ぱちぱちと伊達めがねの向こうで不思議そうに瞬きしたあとにすぐにふわりと微笑んでは上記を述べて。自分の立場上あまり一般人と関わるのが望ましくない行動なのは分かっているが、困っている人をどうしても見逃すことができずに相手の了承を得るべくこてりと首をかしげて。「ここのお店、店員さんの数が少ないらしくて。セールストークも無理やりしてくることがないので、店員さんなかなか捕まりませんよね。」と困ったように苦笑いを零して。だがそれゆえに男性嫌いの自分も気兼ねなく来店できるというのもまた事実であり、そこの兼ね合いは難しいよなぁとまだ名前も知らぬ彼女に少し同情してしまい。)
>>樋浦さん
よかった…。
(彼に怪我がないことが確認できれば心底ほっとしたように胸をなで下ろして。と、確かに彼よりも明らかに重症であろう後ろで伸びているナンパ男に目をやればまた少し不安げに眉を下げて。いくらナンパをしてきた相手とはいえ、気絶しているところをほうっておくのも良心が痛む。だがしかし自分から介抱すると言い出すことができずに言いよどんでしまい。見た限りただ気絶をしているだけだし、外傷も特に見当たらないので大丈夫だとは思うがやはり気になってしまうのか「あの、もしあの方に何かあれば、此方に連絡をいただければ責任をとるので…!」とサラサラとメモに自分の電話番号を書けば小さく震える手で相手にそれを差し出して。元はといえば声をかけられるようなスキを作ってしまった自分が悪いと責任を感じているのか、個人情報云々は二の次のようで。)
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