誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>篭矢さん、霧さん
(霧さんと篭矢さんの案内で交番にたどり着いた幻は、交番の前でせわしなく慌ててる様子の女性のもとへ、猫を届けにいった。幻はあまり話してはいなかったが、言わんとすることや主旨は相手に伝わったらしく、女性が喜びながら大事そうに猫を抱き抱え、お礼を何度も言う中で、幻は満足そうに微笑む。
その後は女性と猫がその場を立ち去り、幻は二人にお礼を言う。)
「お二人とも、ありがとうございました。あの……これ、お礼代わりにどうぞ。」
(そういって二人に渡そうとしたのは、小さなガラスの瓶に入った、ラベルのない赤い液体だ。さらさらと流れるような液体で、フタをあけてみると、イチゴ系の甘い香りがするだろう。)
「それは薬なんですけど……お姉さん、ひょっとしたら『光線過敏症』なんじゃないかな、と思って……だとしたら、怪我や激痛に効く薬がいいと思って、これを渡そうと思います。一応飲み薬です。『2.3適飲み込むだけ』で、軽い傷なら早く治ると思います!…もし、とてつもない激痛とか、重症な怪我だったら……『全部飲みきって』ください。あ、一応苦くないようにイチゴを混ぜてますので。」
(と、薬に関して説明する。が、二人に渡した飲み薬には、幻の血が混ぜられている。とはいったものの、ほんの3適程で、匂いも味もイチゴに上書きされているので、ばれることは普通はないだろう。あくまで、普通は……。……もし、吸血鬼の異能力で、霧さんが薬の匂いを嗅いだだけで中に血が混ざってる事を関知できるなら……話は別だろう。
もっとも、純粋に悪意などはなく、篭矢さんに対しては力になろうとしてくれる事への感謝を。霧さんに対しては光線過敏症を患っているだろうという事への心配を(勘違いではあるが)。)
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