誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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( 自らをももと呼ぶ女には銃を向けられ、さらに銀の瞳をした色白の女もやる気のようだ。どちらともにも、これ以上、爆弾の存在で脅してみたところで、僕を倒さない限りは、被害を最小限に留めることができないと判断したのだろう。それに、周囲の避難・消防活動の迅速さ、「狭い範囲を物凄く安全にする」という異能力についても厄介だ。
…爆弾を全て使ってしまった以上は、僕が不利に立たされているのかもしれないな )
「 …あのなぁ、僕たちは話し合っ」
( 銃声音と共に、急激に腹部から痛みがやってきた。そこに手を当てがうと、手には血が付く。どうやら、ももとやらは、愚鈍なことに、銃の引き金を引いたようだ )
「 …いたぁぁっ、…君ぃ、よくも僕を撃ったな! 」
( あまりの痛さに鈍間は、汗をこぼし、目が充血して、背を丸めた。そして顔を上げて、するどい視線を見せた。一方で、撃たれたはずの腹部からは、本来あふれ出てくるべきの血があふれでていない。撃ち抜かれた箇所の腹部に触れ、その組織細胞の活動を減速させたのだ。結果として、出血を遅らせることができるが、鈍間は、そんなことよりも、と稚拙な怒りをあらわにした )
「 …あぁ、許さないぞ。おい…愚鈍、お前をぶっ殺してやる。僕は君とも仲良くしようとしたんだ。なのに、突然、撃ってきたお前が悪い。僕に攻撃してきたお前が悪い!愚鈍め、…あぁ、愚鈍め! 」
( 色白の女に少しの注意すら払わず、ももという女に近づいていく。その途中、地面に落ちていた、テーブルほどの大きさの建物の破片を拾い上げると、それを盾のように扱いながら女のもとまで詰め寄よろうとする。怒りに支配された鈍間は、色白の女の存在を感知していないようだ )
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