誇大妄想狂 2020-08-20 11:06:10 ID:5a7104027 |
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>能力詳細
( ここは地下駐車場。そして黒い布マスクをつけた青年のすぐ目の前には、腹にナイフが刺さった中年男。その男は今、不思議なことに苦悶した表情で静止している様子だった )
止めたわけじゃない。
( もちろん実際には、静止などしていない。中年男をよく見ると、ほんの少しずつではあるが、男の表情がじりじりと引きつりつつあるのが分かる。さらに、スローモーションのように後ろに倒れかけ始めている体の角度や、それに伴ってだんだんと広がっていく靴底先端と地面との隙間、そういった小さな動きのひとつひとつに注目すると、男は今も、立派に運動を続けていると言える )
すこし、減じただけだ。
( 黒い布マスクの青年は、男の腹部に刺さったナイフを握ると、そのまま力を加え、横へ縦へと分厚い鶏肉を切るように、中年男の腹部、つまりは男の肉を刻んだ。
そして事が済んだらナイフをサクッと引き抜く )
…解除
「 ぁっ、ああぁぁあ”あ”っ!! 」
( 瞬間、響く中年男の悲鳴と飛び散る鮮血。まるで時間が動き出すかのように、さっきまでスローな動きを見せていた男は何が何だか分からない様子で背中からバタンと倒れ、泡を吹き、ぜえぜえと呼吸困難になりながら、腹の切り込みからはみ出た臓器を両手で抑えている。しかし、コンクリの地面はすでに血だまりと化していて、出血量からも中年男が助かる余地はない )
この愚鈍は、あと数十秒で死ぬよ。
( ちょうど隣で、一連の奇怪な出来事を見ていた依頼者の女子中学生は、「ありがとうございました」と震えた声ながらも感謝を表明し、封筒を俺に渡す。同時に、スマホからは通知音が鳴った )
また殺したいヤツがいたら、連絡をくれ。
( そう言い残すと、ドローン偵察機が来る前にこの場を去った )
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