奏歌 翔音 2020-08-14 23:09:35 ID:5762b1903 |
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>ターナさん・恵人さん ホテルの皆さん
ディーリス:
―――――――――
(目の前で、『断罪の翼』と説明された包帯の巨人が遊園地の方角から撃ち込まれた狙撃によって負傷する光景を見せつけられる。
だがディーリスの視線は負傷した包帯の方よりも、弾丸が飛んできた方角の方を見据えていた。
二転三転どころか七転八倒すらしている状況。
正体と目的の読めぬ『敵』。
狙撃したのが一体何者なのか知る由もない。場所も遠ければそこから見えるわけでもない。
具体的に見えるハズも無い…にも関わらず、それでもディーリスはまっすぐ狙撃が来た方角を見据えたまま、2人に提案する。)
ディーリス:
…要するにあの包帯は、本来生き物を害するための存在ではないという事なんだな?ならこちらでやる事は決まりだ。頭を撃ち抜かれても即死することなく、痛みに悶えて暴れているという事は、まだ猶予はある。しかし暴れられっぱなしだとターナさんの魔法が通らない。
―――とすれば、やはりこうするか。
(一通り言い終えると、ディーリスはターナさんを一旦下ろして、鎧の背部から排出する魔力の出力を更に引き上げた。するとディーリスの姿は2人の前から一旦消えたかと思いきや、包帯男の背後に回り込んでいた。直後、ディーリスは包帯男を背後からしがみ付き、窓から引き離すようにしてフロントの奥へと向かうために背部から魔力を噴き出す。
狙撃は、明らかに包帯男を仕留めるためのモノだ。包帯男が説明通りの代物であれば、異変解決の糸口になり得る。その手段を失うワケにはいかない。ならまずは、次なる狙撃、もしくは刺客からの攻撃が行われる前にフロントの方へと移動し、ターナさんの魔法をかけてもらう必要がある―――ディーリスはそう判断したのだ。)
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