奏歌 翔音 2020-08-14 23:09:35 ID:5762b1903 |
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>黄泉さん
紗奈「………普段の任務であれば、ターゲット以外の相手は今のようにやり過ごしていたでしょう。ですが、今回は…事情が違いますから」
(普段の任務の時であれば余計な戦闘は避けていたと話す紗奈だが、今回は話が違う。今こうして黄泉さんと話している間にも、仁さん達が向こうで応戦しているのだ。自分だけ何もしない訳にもいかないだろう。
そう考えた紗奈は、ドラゴンを視認しやすい位置へと移動すると身を潜めながら破魔弓を取り出し、構える。構えたと同時に破魔矢が現れ、弓を引くに連れて本数が増加し、緑色の光が矢先に集まっていく。黄泉さんがブーストをかけたお陰もあり、矢に込める魔力量は格段に増している。上手く射抜けば、一撃で仕留められるだろう)
紗奈(あまり、時間はかけられませんね…)
(狙いを定める途中、遠目からドラゴンの吐いた炎の息を結界で防いでいる雄也さんと、ドラゴンに攻撃を仕掛けようとしている仁さんの様子が見えた。何とか攻撃を防ぎ、応戦している状況のようだが、一度ブレスを吐き終えたドラゴン達がそれだけで止まる様子は無い。この後、桜さんを抑えることも考えればここで力を使い切ってしまうのは不味い。ならば、仁さんが動き出す前に、結界が破れる前に……仕留めなければ。
そう頭を巡らせながら、複数体のドラゴンに照準を合わせ……矢を放った。放たれた矢は大きな曲線を描きながら…『目玉』へ向かって飛んでいき)
>仁さん、オウカさん、雄也さん、(桜さん)
紫苑「これを、使ってくだ……!」
(一方の紫苑は、口から血を流しながらも炎を防ぐ結界を保ち続ける雄也さんを見て、結界がいつ破れてもおかしくないと悟った紫苑は少しでも耐久性を上げようと結界に魔力を注ぎ、何とか耐え凌ぐ。
それと同時にオウカさんのサポートを受け、暴れ続けるドラゴンに戦闘を持ちかけようとする仁さんに対して、鏡で出来た足場を用意しサポートしようとするが……)
紫苑「……あれは…矢?」
(鏡を展開しようと上空に目を向けた瞬間、複数本の矢がドラゴン達に向かって飛んでいく様子が見え、鏡の展開を中断して)
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