alexandrite．

＞永間さん

あー…えっと、そうだな…。（　これといって姉から新たに頼まれた物は無いが、かといって折角の会話のチャンスを無駄にしたくない、視線をフラフラと彷徨わせ思考を巡らせれば本好きを語る相手に視線を止め　）
へえ、そこまで本が好きなのって珍しくない？俺、そんなに何かをとことん好きになった事無いな…──あのさ、永間さん。普段あんまり本読まない人でも読めそうな、おすすめの本ってある？（　素直に感心すると同時に羨ましく思いながら相手の手元の本に視線を落とし。今は本しかない相手との接点、これを逃すわけにはいかないと問い掛けるも、急に迷惑かもと思えば逃げ道を付け足して頬を掻きながらちらりと見て反応を窺い　）…良かったら教えて欲しいなー、って…。


なんで姉貴が出てくんのー…俺は永間さんに言ってるんだから、いつかちゃんと受け止めてよ？
永間さんの名前も響きが綺麗だね、ぴったりだと思う。濁りの無い綺麗な名前。
俺の名前についてそう思ってくれて嬉しい、俺はこれしかないって決めてたから。…あれ、今気付いたけど二人ともイニシャル同じじゃん。これも運命って事で、やっぱり俺の相手は永間さんじゃないとね。
……さて、そろそろ本編に集中する？下の方は蹴って良いから、改めてよろしく。