alexandrite．

>新見君

もし他の本を借りたい…のであれば今受け付けられますし、えっと……どうしましょうか。　(　返却日の欄に今日日付の判子を押すとそっと表紙を閉じ、図書委員としての決まり文句は言うにしても次選ばれるだろう本が何かが気になって幾分か己のよりも大きい手へと視線落とし　)
あ、お姉さんだったんですね。…そっか。あのでも、借りてくれてありがとう？ございます。　(　ほのかな落胆を匂わせぬように手元の本に印字されたタイトルを見つめ。そして悪く受け取って欲しくはないから妙なイントネーションで再び礼を述べ　)　う、うん。本に一番近い場所に居たくて…それに新品の綺麗な本も好きだけど、沢山の人に読まれて紙が黄ばんだ本も、その、好きで。

かわ、可愛い…！？絶対お姉さんの方が美人で可愛いと思い、ます。そうでした、ごめんなさい浮かれて名前だけ言い捨てたりして。「　ナガマ　サユキ　」が読み方です。
新見君の下の名前、なんだろう凄くピッタリで驚いた。響きも爽やかだし運動部メンバーなのも納得。お父さんも下の名前で呼んだことがない私がいつかにっ、新見君の、大事な名前を呼ぶ資格を貰えたら嬉…しい。じゃあその時はまたお邪魔するね。今日は嬉しいが沢山あり過ぎてどうしよう。