異能世界でぼくらは生きるｰせかいトリニティｰ（物語シリーズといのぼくのキャラのなりきりストーリー）

紫炎「人柱にして人柱にあらず…………今回の場合は似て非なるものです。そもそも魔人とは古来より悪魔と人間が交わってできた子供……そんな彼らは自分を孤高で特別な存在であると信じてやまず子孫を残そうとはしなかった。魔人達は己こそが最強であるという悪魔的な傲慢さを拭いされず、己の子に下克上として寝首をかかれるのを恐れていたのが原因とされています」

紫炎「そして、その傲慢さはとある伝説を生み出した。『己に最も近い血族の魔人の心臓を喰らえば最強となれる』という伝承が……」
バハル「……ガキは作らねぇから、兄弟か……」
紫炎「その通りです。つまり厭世凱斗はこの伝承を実際に行うことにしたんでしょう。実の娘でね」