主 2020-06-14 08:01:01 |
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(あの仕事人間のトップがガンに冒された。もう長くはないらしいと初めて聞いたときの衝撃は大きいものであったが、同時にだから無理しないでほしいと伝えていたのにと呆れたものだ。とはいえ、彼が仕事に一生懸命だったのはよく知っている。現在の会社の状況を伝えようという名目を持って豪邸へ赴いたのはすべて気紛れ。やるべき仕事はすべて終わらせた。あの人は無事なのだろうか、安否が知りたかった。呼び鈴を鳴らして待つ間、どくんどくんと心臓が音を立てる。悪化していたらどうしようか。元気でいてくれたら、なんて望むことも良いのかどうかわからないが。大きなバッグの中に揃えた彼の好物を差し入れようと、扉の前で応答があるのをじっと待ち)
(/確認有り難う御座います。一人だけ家族ではないとはいえ、外にいては絡みにくいかと思いましたので、豪邸へと伺わせて頂きました。解釈違いなどありましたら教えて頂けると助かります)
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