それでも……【絆/家族/日常/一部シリアス】

?「尊敬する親父殿の顔に泥を塗らないように精進しますよ、それこそ血反吐を吐いてでも。」
『…は？…ッあは、ははは！……冗談だろ。なァ、そんじゃ俺はどうやって親父殿に復讐すりゃ良いんだよ。この24年間アイツをドン底に突き落としてやる為だけに耐えてきたのに！』

名前／将臣
読み／ まさおみ
性別／ 男
年齢／ 24y
役割／ 長男

性格／ 明るく社交的であり品行方正。父親の期待に応えるべく努力を欠かさない好青年、といった体裁を保っているがその実、自分の可能性を悉く摘み取ってきた父親を何より憎んでおり、いつの日か必ず復讐をするという目標の元で“良い息子”を演じてきた。目的の為なら手段を選ばず利用出来るものは全て利用する強かさを持つ反面、父親によく似た自分の性格を心底嫌う。姉を含めた兄弟には人並みの愛情を持ち合わせているが父親の言いなりになっている姿には密かに侮蔑と哀れみの感情を抱き、父親の前では同様にするしか無い自分自身すらをも軽蔑している。父親の目がない所や仕事関連以外では粗暴な言葉遣いになりがちだが、概ね笑顔で過ごすことが多い。

容姿／ 短い黒髪に同色の瞳。太めの眉はしっかりと整えられ、180㎝の上背と程よく付いた筋肉を持つ事もありスポーツマン然とした爽やかな風貌。仕事の際はスーツ姿が多いが私服はストリート系のラフなものを好む。

備考／ 一人称「僕、俺」二人称「親父殿、名前呼び、お前、アンタ」
父親の会社に勤めるサラリーマンであり、“霧生家の長男”として自分に貼られるレッテルを理解している。幼い頃はは今より伸び伸びとした真っ直ぐな性格であったが、母親の死を機に加速した父親の傍若無人な教育を受けてからは徐々に歪んだ性格へと変貌を遂げる。“自分達の為”を大義名分に己の交友関係に口出しされるのを酷く嫌い、思春期の頃は抑圧された反動で柄の悪い友人を作っては父親に見つかり折檻を受けた経験も多く、歳を重ねるにつれ次第に上手く父親の目を盗む方法を見つけた。大学時代に出会い、互いに惹かれあった恋人の存在を未だ父親に隠し通せているのもその経験からであり、恋人と添い遂げる為により一層父親の前では聞き分け良く振る舞うようになる。父親の目を欺き恋人と無事に結婚を果たして、会社での地位も手に入れてから手酷く裏切ろうと長年決めていたが父親の余命を聞き、その計画すらも壊す父の身勝手さに怒りを抱く。父親と自分自身の間にあるのは仮初の家族愛でしか無く修復など不可能だと思い込んでいる。



(/長男のキープをお願いしていた者です。少しばかり癖の強いプロフになってしまいましたので、不備等ございましたらお気軽にお申し付け下さいませ。)