「そ、っか…」(相手からの優しい言葉がジンワリと今まで感じていた氷のように冷たく固まっていた兄への嫌悪感が溶けて行く気がして。続けて紡がれた提案になる程、なんて思いながらもいきなり渡すのにも少し勇気がいるもので「プレゼント、かぁ…でも、俺何渡せば良いか分からないし…仕事の時にスーツ着てるのは覚えてるけど…それに、そんなすぐ、渡せない…」とやや弱気な声色で頬を掻きながら呟いて)