…っぅ、ぅう…(相手と病室で二人きりになってから10分程が経過した頃、小さな呻き声と共に僅かに額にシワが寄っては身体を小さく捩り。そしてゆっくりと目蓋を開ければなぜ自分がベッドに寝かされているのか、その答えに一瞬辿り着かず、手を握ってる感覚はあったためそちらへ視線を向ければ、そこには自分の手を握っている相手の姿があり相手の名を記憶喪失になる前の呼び名で呼んで) …か、ざみ…君…?