シンデレラ 2020-06-06 10:42:05 |
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( 彼の視線を辿り馬へと視線を向け見つめると、澄んだ瞳に惹かれ「素敵な子…。聡明そうな顔をしていますね」と顔が自然と笑みを作り、慈しむような眼差しへと変わる。しかし話題を読んでいた本へと転じる相手へと視線を戻し、自分が抱えた本について問われるとふふっと嬉しさを滲ませた笑みを湛えた。本の中に登場する王子様、きっと自分とは縁遠い存在であろう王族らしき彼が目の前にいるとは夢のようだと。きっとこの先も身分も違うため関わることはないだろう、と思い問い質されたことへ眉を八の字にして返答しながら彼の愛馬へと歩み寄った。愛馬の澄んだ優しげな瞳が己を見つめるため、触れてみたい欲求に駆られて静かに、しかし興味をそそられたのか目を輝かせ問い尋ねて )
父から譲り受けた本なんです。その父も幼い頃に亡くなってしまいましたし、今はもう絶版してしまったようです。だから、もし読みたいようでしたらお貸ししますよ。…あ、あともう1つ。貴方の愛馬に触れても?
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