赤井と降谷で！

（レストランに入り）
君は何が良い？決めて良いぞ。
（相手がメニューを見ている間にまたタバコを取り出し）

貴方はないんですか？食べたいもの
(タバコばかり吸う相手に、早死にしますよ。と言って)

いや……君と同じで良いよ。
君と食事をするなんて意外だな。（しみじみと）

そうですね。
僕もですよ…多分貴方より驚いてます(赤井相手に気取っても仕方がないため、ガッツリメニューを二人分注文し)

こんなに食べれるのか？
アラサー二人だぞ。（苦笑いしつつ）

食べれません？
無理ならキャンセルしますか？今ならまだ間に合うかも(首を傾げて)

いや、大丈夫だ。食べようか……
……降谷君、君、恋人はいないのか？（食べながら唐突に）

え、いきなり何ですか…
(もしかして今回己を誘ったのは恋愛相談をしたかったのか！？、)
あの、申し訳ありませんが居ません。
僕ではあまり力にはなれないと思いますよ…？(そもそもこの流れ赤井の好きな相手のこと聞かされる感じ？こちらから聞いてやるべきなんだろうけど出来れば聞きたくない…よし、全力で回避してやる！)

力になれない……か。
恋人はいないが好きな人はいるという感じだな。
残念だ。
（しょんぼりしながら食事をして）

……そんな落ち込まなくてもよくないですか？
(好きな相手が居るってバレてる！？何故…あわ。)

その反応…図星みたいだな。
もしかして両想いなのか？（真剣な眼差しで）

へ？
あの…僕の恋はもういいので、赤井自身の恋をどうか大切にしてください。(両想いなんて未来夢でも見たことないのに、もう本人から失恋の事実を突きつけられるのが辛く、誤魔化すように料理に手を伸ばし食べ)

いや、私は好きな人から嫌われているからな……
それどころか恨まれている。（苦笑いしながら食事を終わらせて、タバコに火をつけ）

そうなんですか…
こんな事僕に言われたくないかもしれませんが、次の恋に進むことは出来ないんですか？(こんなにも悩んでる相手に、その女性に拘らなくても…と)

いや…玉砕覚悟で気持ちを伝えようと思うのだが…君はどう思う？（見つめながら問い）

え、それ僕に聞くんですか！？(あわ。)
まあ。いいとは思いますよ…
少なくとも前には進めますし、(見つめ返せず、視線逸らしつつ伝えて)

そうか……なら言うとしよう。
（咳払いして）降谷君。
好きだ。

………え？、？？
赤井？(ぽかん。)

ほらな。こうなるだろ……
さっさと食べて出るぞ。（何事もなかったように）

あ…赤井…
待って！ちょっと、待ってください(絶対あり得ないと思っていた名前が相手の口から出てきたため、パニックに。ゆっくりと実感してくれば、顔は赤く色付いていき)
ぼ、僕の好きな人…貴方です。