とある妖 2020-04-03 21:48:47 |
通報 |
世界観
「早くおいで」
人ではない誰かの声が聞こえた貴方。その誰かの声に誘われるようにして辿り着いたのは古ぼけた神社。奥まで進むと、本堂のある階段の前まで誘導される。
「あともう少し」
声に沿って疑うことなく階段を上がり、最上段まで上がりきったところで意識は失われる。
「……じょ……ぶ……大丈夫?」
目を覚ましたら、目の前にいたのは人ではない誰かであり、貴方を誘導してきた張本人。その誰かは貴方を選び、連れてきたのだという。どこか悲しい過去を抱え、不器用に生きる貴方を。彼らは貴方が抱えた事情を知っているが、貴方は彼らを何も知らない。
目を覚ました時に持っていたとしても携帯電話は圏外表示。カタカナ言葉は通じない場合有り。
トピック検索 |