司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>901 ノア
好きなもん頼めば良い。
(口をもにゅと曲げた彼女の手が再びスカートに触れる。それでいいと、彼女の鞄を押し込むように肩に鞄を引っ掛けた。今にもスキップでもしそうな相手に、ガキ。と小さく笑って、こちらの顔色を伺うような目を見た。イチゴでもキャラメルでもどっちでも良い。フレーバーごときでいちいちお伺いを立てるなんざ、ご苦労なこった。とため息を吐いてゆっくりと首を振る。赤いテント看板が作った影が顔に差し掛かる。扉を開けば、ひんやりとした風が足首を撫でる。この暑さだ。店内にはいくらか人が並んでおり、その後ろについた。司書より若い女性が多くおり、きゃらきゃらと笑って楽しそうにどのフレーバーにしようかと花を咲かせていたが、「いらっしゃいませ」と店員がこちらに声を掛けたことで目線が一斉に向く。デカい男に繋がれた華奢な女性に、パッと目が輝いたのを見た)
(/ちょっとずつ返信していきますので、何卒ごゆるりとお待ちください)
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