司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>877 ノア
なかなか似合ってるじゃねぇか。ま、俺が選んだから当然だが
(恐る恐るといった調子の声が後ろから掛かる。振り返れば、おずおずと試着室から顔を覗かせる少女の姿があって。瞬きを一つし、ふ。と柔らかな笑みを浮かべた。フレアスカートがひらりと揺れ、雪のような肌が晒されていた。普段カーディガンなど体のシルエットが隠れる洋装の相手だから余計に華奢に見える。女性らしいと言うのだろう、なかなかどうして様になっている。流石俺が選んだだけはある。と自負しながら、「オヒメサマらしいぜ」と手首を持ち上げ、見ていたブレスレットを繋ぐ。後ろからコバンザメのように群がる店員達が口々に司書を褒めているのをそのままに、服と一緒に置かれた箱の上に乗った靴達を横目で見て。本来ならヒールの高いパンプスなんかが良いのだろうが、どうせ履いた機会などそうないだろう。隣で盛大にすっ転ばれても面倒だ。隣に飛んできた店員に、歩きやすいヤツと注文をつければ、足首にストラップのある接地面積も大きいものを勧められる。適当な返事をしながら、該当する条件のものを手に取り。お客様とってもお似合いですよ!と称賛しまくっている店員をかき分け、「履け」とサンダルを相手の足元に置いた)
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