司書 2020-03-22 13:34:22 |
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(/遅くなって申し訳ございません!残りはまた後ほど返させていただきます)
>>828 ノア
全くだ、俺はお優しいからな。
(先程笑った彼女の言葉をそっくりそのまま口にする。到底優しそうに見えないニヤリと歪んだ笑みを浮かべると、ヒエ!と寮の獣人達はブルルと身を震わせて足早に降りて行った。王の威厳がある。といえば畏怖の象徴だろうが、この対応について不満など到底ない。ニヤニヤと人の悪い笑みのままバスを降りると、なんてことない街並みが眼前に広がっている。耳が良い自分にとって人の声や雑踏などは雑音としか思えないが、隣で目を輝かせている少女に野暮なことは言うまいと口を噤んだ。――その時、タッタッタと軽快な足音と共に横にいた彼女の髪が揺れる。は?と一拍子目を見開いている内に、彼女は数メートル先に走って行ってしまっている。思わずため息をつく。どこに一国の王子を置いて駆け出すヤツがいるのだろうか。お転婆なお姫様の背中に思わず声を出して)
おい待て、走るんじゃねぇ。
(/お気遣いありがとうございます!大変遅くなりました)
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