【創作有】本当のハッピーエンドを【ﾂｲｽﾃ】

>ノア

（タイトな夜会服を身に纏った彼女の姿に、鰭を揺らめかせて泳ぐ小さな熱帯魚が重なる。つい口元が綻びかけ、その薄い微笑を湛えたまま「ええ。こんばんは、ノアさん」と挨拶を返して）

邪魔だなんとんでもない。さあ、こちらへどうぞ。

（営業妨害や冷やかしに来たならまだしも、立派な客を邪険に扱う道理はない。窓越しに夜の海底を楽しめる席へと通して。早速のオーダーに「かしこまりました」と返せば、念の為に形式張った問いを重ね）

…オーダーをお受けする前に、一つだけ。お客様、当店のご利用は初めてでいらっしゃいますか？


>ヴィル

（双子の片割れからも寮長からも邪険に扱われる茸類を食堂へと届け、満足気にその場を後にする。手塩にかけて育てたものが無駄にならなかったことに内心ほっとしつつ廊下を歩いていると、向かいからやってくる人影に自然と目が止まり）

おや、ヴィルさん…浮かない顔ですね。何かお困りごとでも？

（寮内での役割からして、悩める相手や困っている相手は放っておけないものだ。学園内でも随一の美貌を誇る彼の人の曇った表情を見取れば、歩を進めて自ずと声を掛け）

（/ヴィル様にてご参加とのことで、早速絡ませていただきました。シチュエーション変更のご希望等ございましたら何なりとお申し付け下さいませ。
また、遅ればせながらお誕生日おめでとうございました…！
これからどうぞ宜しくお願い致します。）