司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>イデア
流石だね、君__いや、サムさんにそのまま頼んでも良かったのだけれどね、教師陣に見つかるとコレがまた大変なんだ。
(飴を受け取った白い指先を眺めながら、いかにも手先が器用そうだと漠然とした考えを抱く。もちろん、それだけに限らないけれど…彼のオトウトだってそうだろう、きっと十分な証明だ。眠たそうな目が猫のように開いて、小さな頭が揺れる度にふわふわと青い炎が揺らめく。強い拒否とは裏腹に続けられる、薄い唇から吐き出された可能だという一言に口角を満足気に歪めて。禁書の取り扱いは人間には無理難題、教師でも手を焼くこともあるからこそ滅多に入荷しないし“させない”けれど…どうしても手にいれたかった1冊を、誰にも邪魔されたくない。本の入った袋を抱え直し、あなたが帰りたいであろう方向へ向き直っては)
それでは、君の寮に行きましょう。ここにいて、見つかりたくはないのです…イデア・シュラウドさん、報酬は君の望むものを
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