司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ラギー
__、
(確かに“本当に出来るならやりたかった”が。香り高い紅茶を一口嚥下して少し気が緩んだ司書の目の前で、綺麗な魔法石が埋め込まれた万年筆が止まる。問いに“生徒の言うことですから、信じますよ”と返そうとして喉がヒュッと音を立てた_この世界の住人を信じるなんて、出来るわけがないだろう。震えた指先が唇から離れたカップの紅茶をぴしゃりと音を立て揺らし__返事は遂に出来ないまま、ちらりと視線を出口のドアへ向けて、生徒の曇り空のような瞳を見上げ、)
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