司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>エマ
…んっふふ、何だか随分と近しい仲のようで嬉しいですよ
(甘味にも似た共犯の糸はこの学園では命取りにもなり得る毒。けれど、彼女はそれを禁忌と知って呑み込むのだろうから…随分とこちらにも慣れたものだ。恭しく、差し出された手にそっと己の手を重ね、エスコートに相応しく無いダボダボのズボンの横を摘んで軽く膝を折る。魔法で彩られてプリンセスなんて居ないこの世界では、このくらい不格好で丁度いい。と、手を重ねたまま授業棟へ視線を何気なく移し「クルーウェルか、バレる前にお暇しないと厄介になりそうですねぇ…彼は、仔犬第一だから」と呆れたような、幼い子供の我儘を見守るような、何とも言えない表情を浮かべて、)
>エース
君の寮長の許可が降りるのなら、是非ご一緒させて貰いたいものなのですがね
(彼の…とは断定しないが、純粋で純朴な…この表現が正しくないことは知っているが、一年生の驚いた顔は新鮮でとても心が穏やかになる。ゆっくりと立ち上がり、ズボンに寄った膝の皺を伸ばすように叩きながら…なるほど、そう言えば彼の口にした生徒は図書館で極偶にレシピ本を借りていたような…何でもない日のパーティーでの彼の役割は随分と大きいものらしい。少しの間逡巡しては「…では、帰りにその荷物の半分持ちますので、それで君の寮長に掛け合ってみましょうか」と、勝手について行く気らしい、名案だとばかりに口の両端を持ち上げて見せ)
>リク
…一応、私は仕事中なのですがね
(まあ、吹聴するくらいならば利用価値を模索するタイプの人間ではあるけれど。多くを広めたところで効果は薄いのだから…まあそれはいいとしよう。魅力的な誘いに口では建前を言うものの、正直なところこの時間の図書館は閑古鳥も鳴かないくらいだ。彼の隣は動物たちが居座っているようなので、そのままその場にごろんと横になり、ぼんやりと空を見上げて…「それにしても、最近は学園内が騒がしくていけませんね…そろそろ学園長の胃に穴があきそうだ」と、笑い事では無いのだが、これはこれ、それはそれ。くっくっと楽しげに笑って)
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