司書 2020-03-22 13:34:22 |
通報 |
>ノア
(ひとつひとつの項目を追う中で、この書籍一冊に含まれる情報量に軽い衝撃を受ける。これで今回の、否、今後の取引が有利に進められることはまず間違いないだろう。この広大な図書館の司書というだけあって、流石のレファレンス能力に内心感心すること頻り。そんな中、重ねて資料を提示する声に紙面から顔を上げて)
……、……。ええ、まるで魔法のようですね。
ですが、貴方のそれを魔法に例えてしまうのは惜しいような気がします。
(そこに"置かれていた"書籍をぱたんと閉じると、彼女へと視線を移して薄く微笑み。ひとつの魔法を習得するより、魔力を使わずに同じことができるようになる方が遥かに時間も根気も必要だ。それに、魔法ではどうにもならないことも決して少なくはない。それを実現するために努力に努力を重ねている何処かの寮長のように、彼女も魔法を使えないなりに努力を重ねてこの職務を果たしているのだろう。そう推測すればこそ、「僕にとっては魔法より驚くべきことですから」と言い添えて)
トピック検索 |