司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ノア
( 扉へと踵を返そうとして聞こえた声に立ち止まり、顔だけをそちらへ。地面に這いつくばる惨めさも、救いを求めて縋り付く指も、助けての声も、そしてそれらを拒絶されたときの絶望も。ぜんぶ、ぜんぶ知ってる。王様気取りの司書に向かってざまあみろ、と内心で吐き捨てくるりと体の向きを変え。「…何マドル?タダ働きは絶対にしませんよ」お礼の言葉を貰っても腹は膨れない。目に見える形の報酬じゃなきゃ嫌だ。司書の状態を知った上で、冷静かつ貪欲に報酬の金額を問い )
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