司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ラギー
前半は否定しましょうか。後半は…そうですねえ、“使えなくなったらポイ”だけは肯定しましょう
(まるで尋問…狭い檻の中で、ただただyesかnoかを問い正す、あまりに幼稚で可愛らしい生徒に薄ら笑いすら浮かべ回答。私は生憎ゲームが得意な方なのだ、生徒は駒で、私はチェックメイトするまで倒れる訳にはいかない…元の世界に戻るまで、このゲームは終わらない。使い捨ててでも勝ち残る、監督生も、学園長も、目の前の生徒まで利用して。それにしても、ああ、狭い。嗅ぎ慣れない生徒の匂いに普段私が使っている石鹸の匂いが混ざっていて脳が混乱する。差し出された手を取るように気だるげに片手を持ち上げては彼の両頬を片手で掴むように指先を伸ばす。もちろん、頬に僅かに指先がかかる程度だが「…ガシャン、なあんて」。片手では口輪はおろか猿轡にも程遠いかもしれない。薄い唇の奥に並んだ鋭い歯を思い浮かべ…彼が学がないと、スラム育ちだと嘆いていても、彼の魔法は少なくともこの司書をこの世界に縛り付けるだけの毒を持っていることをいつまでも知らずにいてくれと、そんな残酷なことすら思いながら指先に力を込めて)
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