司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ラギー
あははぁ、金持ちではありませんよ。だって私、こっちの住人になる気ないですし、財産はこっちには無いし、服代より本代ですし
(反射的に離れた彼を目で追って、逃げられると追いたくなるとはこういう事かと納得したように一歩彼への距離を詰め、止まる。大層な服は持っていないが、確かに彼の周りにいる生徒は…王族やら何やらもいる…そりゃあ、うんざりもするはずだ。いい表情を見たと笑いながら上記を述べてはくるりと背を向け鍵の束を取り出して。…まだ、“帰れる”と心のどこかで思っているのだ、私は。「だから、君が此処で働く許可を出したんじゃあないですか。カフェ経営じゃああるまいし、支出と収入が合わない契約をする訳ないでしょう」と呆れたように言葉を並べつつ、図書館の奥へ歩き始め、)
>リク
…そう感じて貰えるのは有難いことですよ、司書としてはね?
(懐中時計を慣れたように確認する彼に、そりゃあ…下手をしたら一生、この癖は抜けないのだろうなと他人事に心配を。けれど、その後に続いた言葉には嬉しそうに口角を緩めて。司書との時間が、というよりは“図書館が”時間を盗むように、生徒の一生の一部を食い荒らすのは少々見ていて心が踊る。そこに自分が関わっているのならば尚のこと。最後の1個となったマカロンを摘み上げ、彼に差し出しては「それでは、甘味はこれにて終了ですので。どうぞ、」と小首を傾け)
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